皆様こんばんは。
まずは少し遅れましたが、今月の私の予定をお知らせします。
11/7(月) 囲碁アカデミー級位者クラス
毎月第1火曜日は私の担当です。
教室の流れとしては、
宿題解答・解説→皆様自身で問題を解く練習→大盤解説→指導碁または生徒さん同士の対局
となっています。
モバイルプリンターを導入したので、指導碁の棋譜をその場でお渡ししています。
11/10(金)、11/24(金) ユーキャン囲碁ネット指導碁
毎月第2、第4金曜日にネット指導碁を行っています。
14時~16時半の間に申し込み可能です。
11/11(土) 永代塾囲碁サロン指導碁
今回も13時から大盤解説を行う予定です。
題材は未定ですが、級位者向けの内容になるかと思います。
また、指導碁の後はその場で棋譜をお渡ししています。
11/20(月) 有楽町囲碁センター指導碁
基本的には毎月1回の当番です。
最大3面打ちの指導碁を午前11時~、午後2時~、4時~、6時~の4回転行います。
棋力の制限はありませんので、どなたでもお越し頂けます。
外での仕事が無い日は、大体五反田でお客様をお待ちしています。
最近は子供が数名通ってくるので、初めて子供用スリッパを買いました(笑)。
土日の午前中などにも対応できますので、ご相談ください。
さて、本日は第8回穹窿山兵聖杯世界女子囲碁選手権1回戦が行われました。
名前が長いですが、要は女流棋士の世界戦ですね。
国内・国外共に、女流棋士には数多くの棋戦があります。
近年の女流囲碁界のレベルアップの大きな要因でしょう。
もっとも、それは海外の棋士も同じなので、やはり世界一になるのは簡単なことではありませんが・・・。
今回は日本代表として、謝依旻六段、向井千瑛五段、藤沢里菜三段の3名が出場しました。
対局の模様は幽玄の間で中継されたので、ここでは私の注目した場面をご紹介しましょう。
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1図(謝-呉戦1)
謝依旻六段(黒)と呉政娥三段の対局です。
白△はガチガチに固い石なので、そこに黒△と近寄っていくのは、普通の棋士なら気が差すでしょう。
しかし、そんなことには構わず、黒模様を最大限に広げました(赤のラインのイメージです)。
この思い切りの良さ、いかにも謝六段ですね。
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2図(謝-呉戦2)
後の白1、3にもビックリ!
これは次に白Aの切りとBの侵入を見せたものですね。
しかし、プロの碁にはこういう形はあまり出てきません。
呉三段はかなりの実戦派のようです。
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3図(陸-向井戦1)
陸敏全四段(黒)と向井千瑛五段の対局です。
黒△に対して、白Aと打てば黒×を取れますが、黒Bに回られては白勝てません。
そこで・・・。
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4図(陸-向井2)
ここで白1と、中央の眼を取る勝負手!
黒2と打たれると隅の白は攻め合い負けですが、白3と打って黒△全体が3目中手だと言っています。
黒Aには白Bの手筋があり、辺にもう1眼はできません。
この後コウ争いになりましたが、コウ替わりで白が大利を得て中押し勝ちとなりました。
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5図(黒-藤沢1)
黒嘉嘉七段(黒)と藤沢里菜三段との対局、黒△と打った場面です。
ここまで黒が走り回り、地は黒の方が多そうに見えます。
黒に弱い石も無く、白が大変かと思いきや・・・。
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6図(黒-藤沢2)
なんと、右辺が白地になってしまいました!
白はこれを見ていたのですね。
藤沢三段らしい試合運びでした。
謝六段は残念でしたが、向井五段と藤沢三段が2回戦に進出しました。
明日の2回戦もぜひご覧ください。
まずは少し遅れましたが、今月の私の予定をお知らせします。
11/7(月) 囲碁アカデミー級位者クラス
毎月第1火曜日は私の担当です。
教室の流れとしては、
宿題解答・解説→皆様自身で問題を解く練習→大盤解説→指導碁または生徒さん同士の対局
となっています。
モバイルプリンターを導入したので、指導碁の棋譜をその場でお渡ししています。
11/10(金)、11/24(金) ユーキャン囲碁ネット指導碁
毎月第2、第4金曜日にネット指導碁を行っています。
14時~16時半の間に申し込み可能です。
11/11(土) 永代塾囲碁サロン指導碁
今回も13時から大盤解説を行う予定です。
題材は未定ですが、級位者向けの内容になるかと思います。
また、指導碁の後はその場で棋譜をお渡ししています。
11/20(月) 有楽町囲碁センター指導碁
基本的には毎月1回の当番です。
最大3面打ちの指導碁を午前11時~、午後2時~、4時~、6時~の4回転行います。
棋力の制限はありませんので、どなたでもお越し頂けます。
外での仕事が無い日は、大体五反田でお客様をお待ちしています。
最近は子供が数名通ってくるので、初めて子供用スリッパを買いました(笑)。
土日の午前中などにも対応できますので、ご相談ください。
さて、本日は第8回穹窿山兵聖杯世界女子囲碁選手権1回戦が行われました。
名前が長いですが、要は女流棋士の世界戦ですね。
国内・国外共に、女流棋士には数多くの棋戦があります。
近年の女流囲碁界のレベルアップの大きな要因でしょう。
もっとも、それは海外の棋士も同じなので、やはり世界一になるのは簡単なことではありませんが・・・。
今回は日本代表として、謝依旻六段、向井千瑛五段、藤沢里菜三段の3名が出場しました。
対局の模様は幽玄の間で中継されたので、ここでは私の注目した場面をご紹介しましょう。
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1図(謝-呉戦1)
謝依旻六段(黒)と呉政娥三段の対局です。
白△はガチガチに固い石なので、そこに黒△と近寄っていくのは、普通の棋士なら気が差すでしょう。
しかし、そんなことには構わず、黒模様を最大限に広げました(赤のラインのイメージです)。
この思い切りの良さ、いかにも謝六段ですね。
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2図(謝-呉戦2)
後の白1、3にもビックリ!
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これは次に白Aの切りとBの侵入を見せたものですね。
しかし、プロの碁にはこういう形はあまり出てきません。
呉三段はかなりの実戦派のようです。
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3図(陸-向井戦1)
陸敏全四段(黒)と向井千瑛五段の対局です。
黒△に対して、白Aと打てば黒×を取れますが、黒Bに回られては白勝てません。
そこで・・・。
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4図(陸-向井2)
ここで白1と、中央の眼を取る勝負手!
黒2と打たれると隅の白は攻め合い負けですが、白3と打って黒△全体が3目中手だと言っています。
黒Aには白Bの手筋があり、辺にもう1眼はできません。
この後コウ争いになりましたが、コウ替わりで白が大利を得て中押し勝ちとなりました。
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5図(黒-藤沢1)
黒嘉嘉七段(黒)と藤沢里菜三段との対局、黒△と打った場面です。
ここまで黒が走り回り、地は黒の方が多そうに見えます。
黒に弱い石も無く、白が大変かと思いきや・・・。
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6図(黒-藤沢2)
なんと、右辺が白地になってしまいました!
白はこれを見ていたのですね。
藤沢三段らしい試合運びでした。
謝六段は残念でしたが、向井五段と藤沢三段が2回戦に進出しました。
明日の2回戦もぜひご覧ください。