モルト部屋呑みテイスティング

部屋呑みのためのリーズナブルなモルトウイスキーを壊れた味覚と貧相な表現でテイスティングします。

インチガワーとラフロイグとスキャパ16年

2014-04-05 23:43:22 | モルト我流テイスティング
桜を見ていつもの料理屋で魚をいただいた。お酒は獺祭と田酒。

その後、料理屋の近くのバーに寄ってみた。ここは2回目だ。
前回はVAT69のオールドボトルをいただいたな。
ヤフオクでしばらく探していて、出品されると、結局2万円くらいまで
跳ね上がってしまうので、いつも諦めていたやつだ。
VAT69のオールドボトルも色々年代ごとにバージョンがあるが、ボトルの外見は中でも新しい方。
味は、2万円も出して買うほどのものでは全くなかった。
イメージが先走っていてちょっとがっかりしたことを覚えている。

で、今日は部屋飲みでなくバー飲みとなってしまう。
1杯目が、オフィシャルのインチガワーのオールドボトル



かなり相当枯れた感じ。アルコール感が萎れてしまっている。
余韻は無く渋柿のような渋みが後に残る。
バーにとってオールドボトルを置く難しさを再確認したな。
私がオーナーなら、これは金取ってお客に出さないレベル。

次は、ケーデンヘッドのラフロイグ



まず香りはあまりアイラっぽくはないかな。ピート香よりも麦香が先行し、かなりドライ。
あまみやトロみは全くなくもちろんスモーキー。オフィシャルの延長線上。
カスクであることが裏目に出て、繊細さがかき消されてしまっている。
繊細さがあったかどうか。加水すればよかったかも。
CPならトリプルウッヅが勝っている。

で、おいらの苦手なタイプの若造バーテンダーで、モルトについてそれっぽいことを語るが、
「なんて読むんですかね?」だって。ケーデンヘッドだと言うと「そうでした」だって。
こんなやつばっかり。
おいらがバーテンダーに多くを求めすぎてるのかな。

最後が、オフィシャルのスシャパ16年



スキャパは好きなモルトで昔よく飲んでいた。
昔というのは、現行流通品が悪くなったからといういつもの理由。
12年は相当によく、CPがかなり高かったが、終売後、いっときたって14年が発売され、
まー、ひどいことひどいこと。なので最近はバーでは飲んでいなかった。
16年に代わってからは初めての再トライ。

香りは洋梨、洋梨の香料を入れているのか?と思うほど。
香りほどではないがフルーチー系。
やや甘め、ドライ。スパイシーさはなし。
印象は決して悪くないが、もうスキャパじゃないでしょ、これ。