以下引用 MANTANWEB(まんたんウェブ)2016年06月05日 http://mantan-web.jp/2016/06/05/20160605dog00m200030000c.html
落語家の桂文枝さんが5日、東京・神保町花月で、日本語と英語の字幕がリアルタイムで表示される多言語会場字幕付き公演「桂文枝(字幕)落語会」を開催。文枝さんの語りや動きに合わせて、舞台両側に2枚用意されたスクリーンに日本語と英語の字幕を表示し、「宿題」「別れ話は突然に…」の2つの演目を披露した。
多言語会場字幕付き公演は、聴覚障害などハンディキャップのある観客、外国人観光客なども、言葉の壁を越えてお笑いを楽しめるように企画。この日の会場字幕は、基本的に事前に落語の台本を字幕にしたものをベースにするが、前説や司会、落語のまくらなど、その場のアドリブにも対応できるように、リアルタイムでも文字を表示した。文枝さんによる全編日本語の2席のほか、桂かい枝さんによる全編英語の落語「いらち俥」も披露され、外国人客も合わせた約130人の観客を楽しませた。
文枝さんは、出番前に「出る予定ではなかったんですけれど、この企画がいかに大変かをお伝えしたくて、出て参りました」と、前説中の舞台にも登場。「NHKの大河ドラマに出てるんですが、人の書いた台本を一言一句覚えてそもままやるのも難しい。ですが、落語は覚えた後に、お客さんに合わせて臨機応変にやるもんだから、自分の書いたものをその通りやるのがこんなに難しいとは思わなかった」と説明した。会場字幕については「本当に画期的なやり方。うまくいったら、世界でやろうと言っている。今日失敗したら、この企画はポシャるわけです」と言いつつ、「見ていただいて、ちょっと日本語が出たな、こう訳しているのか、とかそんなに気にせず、気楽に見てほしいです」と観客に呼びかけていた。
多言語会場字幕付き公演は、9~12日に東京・東京グローブ座で開催される「THE舶来寄席2016東京公演」でも実施予定。
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字幕付きの落語会 せりふに合わせて日本語と英語が
以下引用 NHK NEWSWEB 6月6日 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160606/k10010547281000.html
耳の不自由な人や外国人にも落語を楽しんでもらうと、せりふに合わせて日本語と英語の字幕を表示する落語会が、5日夜、東京で開かれました。
東京・千代田区の劇場で開かれた字幕付きの落語会には、100人余りが集まりました。落語を披露するのは人気落語家の桂文枝さんで、文枝さんが話を始めると、舞台の後ろのスクリーンに日本語と英語の字幕がほぼ同時に映し出されました。
落語は、決まった台本はあるものの、アドリブが入ったり、観客の反応でせりふの間も変わったりすることから、あらかじめ用意しておいた字幕を担当者が文枝さんの話しぶりに合わせてタイミングよく出していきます。
一方で、落語では表情やしぐさも重要なことから、字幕ばかりに目がいかないよう、顔の後ろの位置にスクリーンがくるような工夫もされていて、文枝さんがギャグを飛ばすたびに会場からは大きな笑いが起きていました。
耳が不自由な40代の女性は「落語を見るのは生まれて初めてで、楽しみにしていましたが、こんなにも笑えることが分かってよかったです」と話していました。また、アイルランド出身の20代の男性は「字幕も読みやすくて理解できました」と話していました。
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よしもとクリエイティブ・エージェンシーが落語や新喜劇などで芸人が話したことが
そのまま日本語や英語の字幕で出るという「多言語会場字幕付き公演」を実施するのは
初めてだそうですが、素晴らしい企画ですね。
会場は東京だが、一度でも行ってみたいです。