参議院選挙で大負けして、この27日にも「人心一新」とかで党役員や大臣の人事をやらないといけないのに安部首相は、インド、インドネシア、マレーシアへ「外交」で出かけてしまった。ここで、安部さんに経団連の御手洗会長以下200人以上の経済界代表の随員が付いているのを見落としてはならない。インドは中国に次いで人口も多く、IT関連はじめ経済発展が目覚しい。アジアではBRICsの両雄(中国と共に)だ。インドネシアは天然ガスの宝庫である。マレーシアも木材資源その他の資源で日本経済にとって重要だ。今回、よく分らないが「凄い利権集団」と共に安部さんが動いているのではないか。これはあくまで「仮説」だが、以後の展開を注目したい。勿論、表向きは、来年の北海道洞爺湖サミットに向け、インドにCO2排出規制で協力を取り付ける等もあるに違いない。しかし、首相の「外遊」には必ず「裏」があると考えて、じっと見据えていかねばなるまい。