劇評サイトwonderlandに拙稿掲載されました。今回はオクムラ宅第2回公演『かもめ 四幕の喜劇』です。オクムラ宅は利賀演劇人コンクールに『紙風船』で出場する由、今回夫婦を演じるのは吉岡そんれいと牛水里美。吉岡さんは『かもめ』で演じたソーリンが、牛水さんはハイリンド公演の『牡丹灯篭』のお露が、それぞれ記憶に新しい俳優さん。利賀村でどんな『紙風船』が生まれるのか期待されます。
文章を紙やネット等の媒体に掲載するのは、人さまに読んでいただくのだということをもっと強く自覚しなければならないと思いました。言葉をぎりぎりまで吟味し、「てにをは」の一文字に至るまで的確適切な表現になることを目指す。しっくりこない、引っかかると指摘された箇所を冷静に読み返してみると、必ずといっていいほど気の緩んだおざなりの言葉で流してしまっていることがわかります。ほんの少しの表現の緩みから綻んでゆき、文章ぜんたいの精度が失われてしまうのですね。
最後まで粘り強く諦めないこと。身に染みました。ありがとうございます。
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