わが家のリビングで数か月に渡り、半切りミカンを食べて生活していた、「羽虫のコッチ」が昨夜永眠しました。
私のミスです。
今月初めまで、数日にわたって半切りミカンにくっついていたコッチ。
ミカンを交換する際、「ふわっ」と浮いた後、新しいミカンにくっつき直す。
そして、数日前、いったん、ミカンから離れたのち、しばらく姿を見ませんでした。
時折、速いスピードで飛んでいるのを見るくらい。
そして、台所の水滴を布巾でふき取っている時の事。
「コッチ、危ないからどいといてくれよ」と、手早くふき取った瞬間のことです。
私が、左前側からふき取り、手元に引き寄せる際、
小さな動きが、私の引き寄せる布巾とタイミングがバッチリ合いました。
「あーーーーーっ」と言ったのも束の間。
布巾を見ると、コッチの小さな骸がくっついていました。
「コッチ、ごめーーーーーーん」
無邪気なコッチは、こういう動きをすることが、過去にもあったのです。
布巾から引きはがそうとしたものの、くっついて離れないため、その部分だけ切り取り、ティッシュに乗せて、仏壇前に安置し、簡易回向しました。
「鳥獣や昆虫さんの回向 (えこう=供養のこと) には、地蔵菩薩真言や観音真言を唱えるのが良い」と菩提寺から教わったので、コッチに限らず、有縁の昆虫さんたちが、うちの家の玄関前とか家の中でで亡くなっていたら、ティッシュに乗せ、その上に高野山・奥之院からいただいた「光明真言曼荼羅 (たくさんいただいています) 」を掛けてあげ、
「南無釈迦牟尼仏」3回 「阿弥陀如来真言」3回「地蔵菩薩真言」3回「諸観音真言 (千手・十一面・馬頭・じゅんてい・不空羂索・正・如意輪観音ほか) 」3回ずつ「私が家でお祀りしている神社の神さんの御神号」3回ずつ「光明真言」3回「南無大師遍照金剛」3回唱えて回向します。冬場なら1週間以上、夏場なら数日。そして庭の花に放ちます。
(一寸の虫にも五分の魂) 翌日朝は、コッチの魂を慰めてくれるかのように、トンビの「ニュー (丹生) 」「金若」「エビ尾」が舞ってくれました。
追記です。翌々日 (10日) は、庭を歩いていると、コッチとは種類が違う、体長1.5ミリくらいの小さな羽虫が私の右腕に留まってくれていました。
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