舞子 夏休みのよい子の皆さんお元気でしたか。川崎重工兵庫工場の2回目は新幹線車両の積出しです。
明 我々A(明石舞子)K(子供)B(防衛隊)が実況でお伝えします。
健 実は新幹線車両の積出しはキャナルレガッタにある神戸市が作った案内板の「兵庫運河のおすすめビュースポット」
の一番に書いてあります。
明 しかし新幹線車両の積出し情報は一切公開されていません。
舞子 つまり兵庫運河の近くに住めば何時の日か新幹線車両の積出しが見ることが出来ます。人口減少の続く兵庫区の
「兵庫運河の近くに住もうキャンペーン」なのです。新幹線車両の積出しを見ることは本当に大変なことです。
健 なお小さなことですが、「新幹線積み下ろし」の表現も正確ではありません。新幹線車両が積み込まれたことは何
度もありますが、下ろされたのは0系新幹線を車両本館の前に展示するための里帰りのこの写真の1回のみです。
明 新幹線車両の積み込みを見るにはヒントがあります。それは積み込みの前日に専用の艀が来ることです。
次に新幹線車両の積出しの仲間達を紹介します。
舞子 前回も紹介した牽引車です。回連式の連結器がよくわかるようにアップにしました。新幹線車両を何両も連結して
運べるぐらい力持ちです。
明 新幹線の台車が移動用の小さな台車に変わっています。台車は朝のうちに艀に積み込まれています。(前日→朝に訂
正)移動用の小さな台車は、新幹線がクレーンで引き上げられるとすぐにフォークリフトで隣の線路に移されます。
これで次々と車両が入って来ることが出来ます。おじさんの影になって見えにくいですが。
健 積出し作業の主役はこのクレーンです。しかしこのクレーンは専用のクレーンでは無く、普通のトラッククレーン
です。神戸88 や65-〇〇 とナンバープレートもあります。長さ14.25m、幅3.00m、重さは44.6
トンもあってとっても力持ちです。クレーントラックのトップメーカーTADAWAの車です。
いよいよ積み込みです
明 つり下げ用の仮設の金具に確実ににワイヤーを取り付けます。
健 慎重に少しずつ慎重に引き上げます。
舞子 つり下げワイヤーと同じとことから下げられた4本のロープて揺れたり回転しないようにします。
明 最高地点まで来るとクレーンを回転させます。後ろに見える建物はUR賃貸のキャナルタウンウエスト7号棟です。
舞子 4本のロープで調整しながら正確に下ろします。
明 新幹線車両を作ったみんなが整列してお別れをします。
健 でも、毎回しているのでしょうか。
舞子 パンタグラフのある車両です。下からひっぱている4本のロープがよくわかります。
明 御崎橋から見た積出しの様子です。運河におりると危ないですからよい子のみんなは車に注意して橋の上から見て下さ
いね。
次に神戸港まで運んで大きな船に積み替えます
健 海上輸送の仲間達です。艀と曳船の「第1よし丸」(奥側 黒の船体)と「光宝丸」(手前 青の船体)です。
曳船は曳航する他、艀を押したり引いたりして場所の移動や入替えをします。
明 第1よし丸が出発します。
明 高松橋の手前で一旦停止をして船長さんが操舵室から飛び出して後ろを見て艀が運河の中央にあるか位置を確認して
明 再びゆっくり進みます。
健 次に光宝丸が出発します。
健 曳船の船長さん一人と艀の見張り一人の僅か二人で運行しています。まさに神技です。艀の見張りが二人の場合もあ
ります。
健 艀は高松橋の橋桁の下ぎりぎりを通過します。このため干潮と満潮の海面の差が大きい満月や新月の大潮の時期の
干潮を利用して運び出されます。これも新幹線車両の積出しを見るヒントになります。
舞子 高松橋の右端に銅像が建っているのを覚えておいて下さい。
健 最大の難関高松橋を通り過ぎます。
健 ブルーシートで覆われた物が先に積み込まれた台車です。この配置でバランスがとれていることは台車がずいぶん
重いからです。
舞子 最後に高松橋と、銅像の八尾善四郎翁のお話です。
高松橋は兵庫運河に架けられた橋で昔は白黒写真のような回転橋で「運河第一橋」と呼ばれていました。
交通量が増加し、また市電を通すために昭和3年、鋼鉄製の一葉式跳開橋「高松橋」が完成しました。しかし交通交通
量がますます増加したため昭和12年には開かなくなりました。更に交通量が増えたため平成6年に拡幅され完全に
固定橋になってしまいました。扇形の赤い欄干は開閉橋の初代高松橋のイメージで作られました。もし橋がいまも開
けばこんな苦労はしなくてすんだのですが。
銅像の八尾善四郎翁が中心となり「兵庫運河株式会社」を設立、兵庫運河を作りました。工事は難航しましたが八尾善
四郎翁は私財をなげうって工事を完成させました。先の大戦の金属回収令に対して市民は力を合わせて兵庫の恩人の
銅像を守りました。八尾善四郎翁のお話は回を改めてします。
高松橋のこれまでのお話は
小説キャナルタウン 1 兵庫運河祭 回転橋の謎(2016.11.14)
小説キャナルタウン 2 謎の回転橋はどこ?兵庫運河5橋巡り しかし新たな謎が(2016.11.19)
小説キャナルタウン 3 兵庫運河住吉橋の謎(2016.12.24)
小説キャナルタウン 7 兵庫運河5橋不都合な真実 第1号橋は第五橋で開運橋(2017.2.24)
をご覧下さい。
明 これでみんなも新幹線博士です。知らないお友達にもこのブログを教えてあげて下さい。
健 なお写真は複数回の積出し日のものを使用しています。
舞子 小説キャナルタウンを読んでみませんか。UR賃貸10の団地と10話の物語 「団地小説短編集」は明舞書店で好評
発売中です。明舞書店は 明石市松が丘2丁目3-7 松が丘ビル2階 ダイソー明舞団地店西隣 です。
明 我々A(明石舞子)K(子供)B(防衛隊)が実況でお伝えします。
健 実は新幹線車両の積出しはキャナルレガッタにある神戸市が作った案内板の「兵庫運河のおすすめビュースポット」
の一番に書いてあります。
明 しかし新幹線車両の積出し情報は一切公開されていません。
舞子 つまり兵庫運河の近くに住めば何時の日か新幹線車両の積出しが見ることが出来ます。人口減少の続く兵庫区の
「兵庫運河の近くに住もうキャンペーン」なのです。新幹線車両の積出しを見ることは本当に大変なことです。
健 なお小さなことですが、「新幹線積み下ろし」の表現も正確ではありません。新幹線車両が積み込まれたことは何
度もありますが、下ろされたのは0系新幹線を車両本館の前に展示するための里帰りのこの写真の1回のみです。
明 新幹線車両の積み込みを見るにはヒントがあります。それは積み込みの前日に専用の艀が来ることです。
次に新幹線車両の積出しの仲間達を紹介します。
舞子 前回も紹介した牽引車です。回連式の連結器がよくわかるようにアップにしました。新幹線車両を何両も連結して
運べるぐらい力持ちです。
明 新幹線の台車が移動用の小さな台車に変わっています。台車は朝のうちに艀に積み込まれています。(前日→朝に訂
正)移動用の小さな台車は、新幹線がクレーンで引き上げられるとすぐにフォークリフトで隣の線路に移されます。
これで次々と車両が入って来ることが出来ます。おじさんの影になって見えにくいですが。
健 積出し作業の主役はこのクレーンです。しかしこのクレーンは専用のクレーンでは無く、普通のトラッククレーン
です。神戸88 や65-〇〇 とナンバープレートもあります。長さ14.25m、幅3.00m、重さは44.6
トンもあってとっても力持ちです。クレーントラックのトップメーカーTADAWAの車です。
いよいよ積み込みです
明 つり下げ用の仮設の金具に確実ににワイヤーを取り付けます。
健 慎重に少しずつ慎重に引き上げます。
舞子 つり下げワイヤーと同じとことから下げられた4本のロープて揺れたり回転しないようにします。
明 最高地点まで来るとクレーンを回転させます。後ろに見える建物はUR賃貸のキャナルタウンウエスト7号棟です。
舞子 4本のロープで調整しながら正確に下ろします。
明 新幹線車両を作ったみんなが整列してお別れをします。
健 でも、毎回しているのでしょうか。
舞子 パンタグラフのある車両です。下からひっぱている4本のロープがよくわかります。
明 御崎橋から見た積出しの様子です。運河におりると危ないですからよい子のみんなは車に注意して橋の上から見て下さ
いね。
次に神戸港まで運んで大きな船に積み替えます
健 海上輸送の仲間達です。艀と曳船の「第1よし丸」(奥側 黒の船体)と「光宝丸」(手前 青の船体)です。
曳船は曳航する他、艀を押したり引いたりして場所の移動や入替えをします。
明 第1よし丸が出発します。
明 高松橋の手前で一旦停止をして船長さんが操舵室から飛び出して後ろを見て艀が運河の中央にあるか位置を確認して
明 再びゆっくり進みます。
健 次に光宝丸が出発します。
健 曳船の船長さん一人と艀の見張り一人の僅か二人で運行しています。まさに神技です。艀の見張りが二人の場合もあ
ります。
健 艀は高松橋の橋桁の下ぎりぎりを通過します。このため干潮と満潮の海面の差が大きい満月や新月の大潮の時期の
干潮を利用して運び出されます。これも新幹線車両の積出しを見るヒントになります。
舞子 高松橋の右端に銅像が建っているのを覚えておいて下さい。
健 最大の難関高松橋を通り過ぎます。
健 ブルーシートで覆われた物が先に積み込まれた台車です。この配置でバランスがとれていることは台車がずいぶん
重いからです。
舞子 最後に高松橋と、銅像の八尾善四郎翁のお話です。
高松橋は兵庫運河に架けられた橋で昔は白黒写真のような回転橋で「運河第一橋」と呼ばれていました。
交通量が増加し、また市電を通すために昭和3年、鋼鉄製の一葉式跳開橋「高松橋」が完成しました。しかし交通交通
量がますます増加したため昭和12年には開かなくなりました。更に交通量が増えたため平成6年に拡幅され完全に
固定橋になってしまいました。扇形の赤い欄干は開閉橋の初代高松橋のイメージで作られました。もし橋がいまも開
けばこんな苦労はしなくてすんだのですが。
銅像の八尾善四郎翁が中心となり「兵庫運河株式会社」を設立、兵庫運河を作りました。工事は難航しましたが八尾善
四郎翁は私財をなげうって工事を完成させました。先の大戦の金属回収令に対して市民は力を合わせて兵庫の恩人の
銅像を守りました。八尾善四郎翁のお話は回を改めてします。
高松橋のこれまでのお話は
小説キャナルタウン 1 兵庫運河祭 回転橋の謎(2016.11.14)
小説キャナルタウン 2 謎の回転橋はどこ?兵庫運河5橋巡り しかし新たな謎が(2016.11.19)
小説キャナルタウン 3 兵庫運河住吉橋の謎(2016.12.24)
小説キャナルタウン 7 兵庫運河5橋不都合な真実 第1号橋は第五橋で開運橋(2017.2.24)
をご覧下さい。
明 これでみんなも新幹線博士です。知らないお友達にもこのブログを教えてあげて下さい。
健 なお写真は複数回の積出し日のものを使用しています。
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