■要約（Ｃ）
第2次世界大戦で各国は戦費調達のため国債を大量に発行した。現状の政府のコロナ対策では、無節操なバラマキで、政府債務が膨らんでいないのか。かなり心配である。（76文字、4分間）
■構成
事実：第2次世界大戦で各国は戦費調達のため国債を大量に発行した。
主張：現状の政府のコロナ対策では、無節操なバラマキで、政府債務が膨らんでいないのか。かなり心配である。
第１問(10点)経営環境分析（外部環境）
フォーム印刷事業の業績と情報通信技術との関連
(1)業績伸張(MAX5点)
①情報通信技術の進展とともにフォーム印刷事業の需要が高まったから。(2点)
※大企業を中心にフォーム印刷の需要が高まったから（2点)
②設備投資や組織体制の変革により対応したから。（2点)
※カラー印刷機を導入したから（2点)
③業績は伸びた。（1点)
(2)業績衰退(MAX5点)
①急速な情報通信技術の進展で、大手印刷業者が大量生産体制を強化し、低価格競争に巻き込まれたから。(2点)
②急速な情報通信技術の進展にA社が対応できなかったから。（2点)
③業績は悪化した。(1点)
第２問 経営戦略（企業戦略：事業構造）(15点)
主要顧客依存の事業構造のデメリット
①依存先の経営状況や経営方針に自社の業績が左右されるリスク。(5点)
※主要顧客の業界再編などの環境変化の影響を受けやすい。(5点)
※主要顧客の取引関係によって、売上高が左右されるリスク。(3点)
②主要顧客の交渉力が強くなり、値引き要請などの圧力を受ける。(5点)
③新規事業開拓などの取り組みや環境変化への対応力が低下する。(5点)
※企業の成長を妨げる。（２点）
第３問 経営戦略（企業戦略：組織体制）(20点)
業績不振を加速している組織的要因
①現状維持志向的な組織風土（ユデガエル状態）（7点)
→過去の成功体験にしがみついているから(3点)
②人件費等の費用構造の変革を含め有効な打開策を講じていない(7点)
→顧客からのコスト削減圧力や低価格競争で業績低下しているのに(3点)
③管理職が50歳代後半〜60歳代のベテランであり、組織が硬直化している。(5点)
■その結果
①新規事業の開拓が進んでいない（2点)
②組織体制を変革していこうという空気が生まれにくい(2点)
③若手社員の育成がされていない。(2点)
※若手社員に権限が委譲されていない。(３点)
④若手社員のモチベーションダウン（3点）
第４問 オペレーション（人的資源管理：給与）(20点)
高人件費体質の早急な解決策
①業績連動報酬の導入(5点)
→固定的な人件費の一部を変動費化し削減を図るため。(5点)
②役職定年制の導入(5点)
→高齢化した管理職の人件費を削減するため。(5点)
③社員の成果主義の導入(3点)
第5問 （設問1）経営戦略（事業戦略）(20点)
フォーム印刷事業をどのように変化していくのか？
①顧客との人間関係構築を構築していく。(5点)
②小口を含めた新規開拓を継続し取引先を分散する。(5点)
理由は①大手との価格競争を回避する。(5点)
②成功した過去の取引で培った経験を活かすためである。(5点)
（設問2）経営戦略（企業戦略：新規事業）(15点)
新規事業開拓を進めていくための留意点
①短期間での投資回収実現のために事業計画を立てる。(5点)
②若手社員に責任と権限を与えて参画させて、士気を高める。(5点)
③若手社員の定期採用(3点)
④評価制度の見直し(3点）