忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)。
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森口博子「GUNDAM SONG COVERS 2」9月16日発売

2020年09月12日 | 瓦版


▼森口博子「GUNDAM SONG COVERS 2」9月16日発売


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自身のオリコン最高記録を更新した
ヒットアルバム「GUNDAM SONG COVERS」の第2弾がいよいよ来週発売。
新型コロナの影響を受け、当初の発売予定であった6月10日から約3ヶ月遅れになってしまったが
もともと新しさがウリの企画ではないので例え1年遅れようが影響は少ないものと思われる。
収録楽曲は以下の通り。

01.サイレント・ヴォイス / with 寺井尚子 (「機動戦士ガンダムZZ」OP)
02.銀色ドレス (「機動戦士Zガンダム」)
03.君を見つめて -The time I'm seeing you- / with 本田雅人 (「機動戦士ガンダムF91」)
04.いつか空に届いて / with 武部聡志 (「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」OP)
05.あんなに一緒だったのに / with 押尾コータロー (「機動戦士ガンダムSEED」ED)
06.星空のBelieve (「機動戦士Zガンダム」ED)
07.DREAMS (「機動新世紀ガンダムX」OP)
08.一千万年銀河 / with 塩谷哲 (「機動戦士ガンダムZZ」ED)
09.月の繭 (「∀ガンダム」ED)
10.MEN OF DESTINY (「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」OP)
11.暁の車 (「機動戦士ガンダムSEED」)
12.限りなき旅路 / with VOJA (「∀ガンダム」最終話ED)



初回生産分には「森口博子 with 古谷徹 GUNDAM SONG COVERS
プレミアム トーク&ライブ」の生配信視聴券が同梱されている。

第1弾が人気投票で上位にランクインした人気曲を収録しているので
どうしてもインパクトは薄れてしまうが、それでも森口のフィルターを通して
新たな魅力が開花することに期待。

ちょうど本日、飯島真理が「声優・アニソン歌手と言われることの苦悩」を
彼女のブログに綴りマクロスファンから物議を醸しているようだが
一時は森口も似たようなことを語っていた時期があり、
少し路線はズレるが、「う、ふ、ふ、ふ」のヒットで知られるポップシンガーのepoも
楽曲のイメージとプライベートの差に苦しんでいたと語ったこともある。
現代は大手事務所がこぞってアニメのタイアップを欲しがる時代なので
お若い方には信じられないかもしれないが、
「アニメの力を借りてヒットをする」ことが邪道だと思われた時代は確かにあったように思う。
そういう意味で、「キャッツ・アイ」が大ヒットしたすぐ後に
林哲司作曲の「悲しみがとまらない」をヒットさせた杏里は非常に上手かった。

森口の場合、同期の誰よりも歌が上手いと言われていたし
本人にも少なからずその自負はあったはずだが
バラドルとしての活動が下手に軌道に乗ってしまったことが
さらに歌手としての活動を遠ざけることになってしまった。
それから数十年が経過して、こういして笑顔いっぱいに
「ガンダムのおかげ」と言いながら楽しそうに楽曲を歌っている姿を見ると
随分と遠回りはしたものの結果オーライかなとも思う。
今回も買います。



以下はアメブロに掲載した前作発売時の記事(3本)を再編集してまとめたもの。


発売中■CD:GUNDAM SONG COVERS / 森口博子

ガンダムと生き、ガンダムに生かされてきた
森口博子のニューアルバムが発売決定。
NHK「発表! 全ガンダム大投票」でランクインした上位楽曲を
森口がカバーするありそうでなかった好企画。
ジャケットはことぶきつかさ氏の描き下ろしデザイン。
収録楽曲は以下の通り。

01.水の星へ愛をこめて / with 寺井尚子 (「機動戦士Ζガンダム」OP)
02.哀 戦士 / with 押尾コータロー (「機動戦士ガンダムII 哀・戦士編」)
03.ETERNAL WIND ~ほほえみは光る風の中~ (「機動戦士ガンダムF91」)
04.BEYOND THE TIME ~メビウスの宇宙を越えて~ (「機動戦士ガンダム逆襲のシャア」)
05.嵐の中で輝いて / with 田ノ岡三郎 (「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」 OP)
06.フリージア / with 塩谷哲 (「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」ED)
07.JUST COMMUNICATION / with 猪野秀史 (「新機動戦記ガンダムW」OP)
08.めぐりあい (「機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編」)
09.Ζ・刻をこえて (「機動戦士Ζガンダム」OP)
10.RE:I AM / with TSUKEMEN (「機動戦士ガンダムUC episode 6「宇宙と地球と」」)
11.宇宙の彼方で [Bonus Track] (「機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜」)



森口博子の歌手デビューは1985年8月7日「水の星へ愛をこめて」。
デビュー作にしてガンダムのタイアップ、ニール・セダカの作曲という
恵まれ過ぎた環境でのデビューであったが最高位は16位に止まり
同年デビューでベストテンヒットを次々に飛ばす
斉藤由貴、中山美穂、南野陽子、本田美奈子らに大きく後れを取ることとなった。

1985年は花の1982年組に次ぐアイドルのアタリ年と言われており、
他にも「スケバン刑事III」の大西結花、
ポスト松田聖子として楽曲に非常に恵まれていた松本典子、
女優として今も活躍中の芳本美代子、
飯島直子とB'zのカバーを歌ったりもしていた(W-NAO)網浜直子、
バラドルとして現在もしぶとく生き残っている井森美幸ー、
今や騎手・武豊の妻となった佐野量子、
石野真子の妹であり、セガでゲーム化もされた「テディボーイ・ブルース」の石野陽子、
おニャン子CLUBからソロデビューし、後藤次利と結婚した河合その子、
今ではジャニーズの大御所である少年隊と華やかな顔ぶれで、
セカンドシングルで「恋に落ちて」の小林明子から楽曲提供を受けるも
最高位87位の大惨敗となり、3rdからは100位圏外が続いた森口は
アイドルとしては事実上『失敗』の烙印を押されてしまう。

ところが、1991年に再びガンダムとのタイアップでリリースした
「ETERNAL WIND〜ほほえみは光る風の中〜」が初のトップ10入りを果たす
大ヒットとなり、年末のNHK紅白歌合戦にも出場する奇跡の大逆転。
翌年からはSMAP・森脇健児らと共演した
バラエティ番組「夢がMORI MORI」がスタートして
バラドルとしての才能が開花、楽曲のテーマソングも担当して
元気いっぱいの森口のイメージに合わせた楽曲を立て続けにリリースしてゆく。
しかし、95年の番組終了と共に再び暗黒期へと突入し、
平松愛理や広瀬香美から楽曲提供を受けるも鳴かず飛ばすの状態が10年ほど続く。

元気いっぱいを押し出す年齢でもなくなり、厳しくなっていた2007年に
ガンダムゲームのタイアップで「もうひとつの未来〜starry spirits〜」をリリース。
これが最高位23位を記録し、三度目の復活を果たす。
当時のインタビューで「10年周期でガンダムにヒットのきっかけをもらっている」
「ガンダムのおかげで歌手でいさせてもらっている」と語っており
森口とガンダムの関係は付かず離れずの距離を保ちながら現在に至る。

歌手としての森口は、とても真面目である。
テレビで見ない日のないバラドルの絶頂期であっても
歌となると絶対に手を抜くことはなかったし
50歳を超えた現在も伸びやかなボーカルは衰えていない。



ついに発売されたアルバム、オリコンデイリーは初日4位、2日目5位、3日目2位。
この推移を見る限り、週間ではベスト10入りどころかトップ3入りも狙えそう。
1991年にリリースされた「ETERNAL SONGS」は最高位10位なので
28年振りのベスト10入りのみならず、自身の最高位を更新する可能性も出てきた。

今作は年齢を考えれば現状考え得る最高の形のアレンジがなされているし、
サポートで迎えたミュージシャンも塩谷哲や押尾コータローなど
超トップクラスの顔ぶれが揃えられていて、これで文句を言うのは贅沢というレベル。
特に塩谷と組んだ「フリージア」は絶品だった。





トップ3入りも狙えるのではと書いたら本当に週間ランキングで3位だった。
1991年にリリースされた「ETERNAL SONGS」以来28年振りの
トップ10入りを果たすと同時に自己ベストの10位を大きく更新した。

1980年代「水の星へ愛をこめて」
1990年代「ETERNAL WIND〜ほほえみは光る風の中〜」
2000年代「もうひとつの未来〜starry spirits〜」
2010年代「GUNDAM SONG COVERS」
2020年代「GUNDAM SONG COVERS 2」

アイドルが華やかだった80年代にデビューしながら
最前線に立つことが叶わぬまま長い時間が経過しても
腐ることなく歌に邁進していた努力がようやく結実した。
デビュー当時からの足跡を知るいちファンとして
ガンダムファンには感謝申し上げたい。

コメント
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