任天堂
東北大学未来科学技術共同研究センター 川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング
まず、プレイ開始直後に「脳年齢チェック」があり、
本編には登場しない物も含めた6種類のテストが用意されている。
(テストはこの中から3種類がランダムで使用される)
この「脳年齢チェック」で弾き出された脳年齢が
各々の基礎数値として名前の横に表示され、
トレーニングを積む事で脳年齢の若返りを目指す。
本編にも登場する「計算20」を始め、
「あか」
「あお」
「きいろ」
など、表示された単語の文字ではなく色を音声で答える「色彩識別」や、
「まつり」「きぶん」「ひがし」など、
表示された28個の単語を2分間で可能な限り記憶し、
タッチペンで入力する「単語記憶」など
もうこの時点でハマってしまうこと請け合いだ。
本編のメインとなるのは「計算20」と「計算100」であろう。
書籍版「脳を鍛える」シリーズ最大のヒットもこの計算モノだ。
単純な足し算や掛け算を次々に答えていくモードで、
20問、100問をクリアした時点での
所用時間や正解率によって脳年齢が発表される。
本当にコレだけなのだが、これが困ったことに楽しい。
やっていることはセガから発売されている
「脳力トレーナー」と同じなのだが、
解答を自分の手で書き込むということが大きな違いだ。
一度解答を書き込んでしまえばもう使えない書籍と違い、
こちらは何度でも繰り返しプレイ出来る。
答え合わせの必要も当然ない。
思わず何度もプレイしたくなるのだが、
このソフトはあくまでも「毎日続けること」を目的としているので、
同じ日付の間に同じモードを選び、
2度目のプレイが最初の記録を上回ったとしても
記録は更新されない仕組みになっている。(プレイは可能)
クイズゲームなどと同じ尺度でしか見られず
「問題数」や「どのくらいの頻度で重複するか」にばかり
気を取られる方には向かないかも知れないが、
1日5分だけ頭の体操をしようという方にとっては
ある意味一生モノのソフトであろう。
そもそも、「8×6」が2回続けて出題されたとしても、
脳活性は難しい問題より簡単な問題を連続してこなすことで
成果が上がるとされており、トレーニング上は何の問題もない。
小説の一文を音読する「名作音読」は、
言ってみればサウンドノベルを音読するようなものなのだが、
このモードについては
実際に音声を認識しているわけではないらしい。
従って途中で間違えようが、読みもせずページをめくろうが
何のペナルティも課せられない。自己申告制なのだ。
逆に「色彩識別」や「音声計算」などは
きちんとこちらの声を認識して解答の正否を判断している。
不満点は無いに等しいのだが、敢えてひとつだけ挙げるとすれば、
タッチペンを使った文字入力はかなり快適ではあるものの、
二桁の数字は一桁の数字より若干認識ミスが多い気がした。
二桁を一筆で書くような方、例えば「29」と書こうとした場合、
「2」の終点から「9」の起点を繋げて書いてしまうと
うまく認識しないようだ。
「2」と「9」の間をはっきり開ければ解決するが、
癖字の方(高齢者にかなり多いはず)は
「ちゃんと答えたのに」ということもあるかも知れない。
DS本体に内蔵されているカレンダー機能を使い、
ソフトの中にもカレンダーが出てくるのだが、
プレイした日付に赤丸がつけられていくのは
夏休みの早朝ラジオ体操でハンコをもらうような楽しさがある。
購入した暁には、ハンコ抜けが出ないように頑張る所存だ。
本作を監修している川島隆太教授の「脳を鍛える」シリーズは
累計でも200万部以上を売り上げるベストセラーになっているため、
サラリーマンや主婦などの一般層にも知名度は高い。
アピールの仕方さえ間違わなければ
「nintendogs」とはまた違う層の掘り起こしも可能であろう。
私がここまで絶賛しているのは、
「脳年齢チェック」で20歳(最高)との診断結果が出たからでは決してない。
「脳年齢チェック」で20歳(最高)との診断結果が出たからでは決してない。
「脳年齢チェック」で20歳(最高)との診断結果が出たからでは決してない。
「脳年齢チェック」で、、、もういいか。
*当BLOGでの新作紹介は、
1:あくまでも開発途中のROMを使ってのプレイであること。
2:数分のプレイによる第一印象に過ぎないこと。
3:発売までに内容変更の可能性もあること。
を予めお断りしておく。
簡単に言えば、「あまりあてにしないでくれ」ということだ。
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タイトル:脳を鍛える大人のDSトレーニング
機種:ニンテンドーDS
メーカー:任天堂
発売日:2005年5月19日
価格:2800円(税込み)
公式サイト:http://www.nintendo.co.jp/ds/andj/index.html
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