忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)。
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Amazonプライムビデオ「ザ・マスクド・シンガー」オーバーアクションがサマになる日本人は少ない

2021年10月19日 | 作品紹介(映画・ドラマ)


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▼「ザ・マスクド・シンガー」オーバーアクションがサマになる日本人は少ない


配信中■Amazonプライムビデオ:ザ・マスクド・シンガー

歌手や俳優、モデルなど各界のスターたちが派手なコスチュームで正体を隠して
パフォーマンスを披露し、覆面の下が誰なのかを当てる
音楽バラエティ「ザ・マスクド・シンガー」の日本版がAmazonプライムビデオで配信中。
既に世界50か国で放送されている大ヒットコンテンツの日本版の出演者は
MCに大泉洋、回答者にはPerfume、水原希子、MIYAVI。
バラエティ枠は2回交代制でバカリズム、おぎやはぎ小木、アンジャッシュ児島、アンタ柴田が務める。
10月15日で最終回を迎えたので少しだけ感想を。

初回を見た時点で「掛け合いから何まで、これは全てにシナリオ(演出)があるな」と思った。
配信開始が新型コロナウィルスの感染爆発(第5波)の真っ只中だったこともあり
「コロナ禍の収録にも関わらず客席は誰もマスクもせず歓声をあげて何事か」という
およそ本編と関係のない低評価が並ぶ事態に陥ってしまったため、
Amazonは急遽、3回目あたりから「本作は今年(2021年)2月に収録を終えており、
収録前の感染対策は万全にしております」と注釈をつけるようになった。
このショーが万全の対策を敷いたであろうことは、初回からも見て取れる。
カメラの使い方で上手く誤魔化しているが、実は客席はかなり少ない人数に限定されている。
同じ人物が何度も映るし、客席にいたのは全員役者かモデルなど
事務所所属のタレント(およびその卵)であろう。
Amazonが「対策は万全」と胸を張るのも、おそらく各事務所との連携がしっかり取れていて
事前の検査などは徹底したからなのだろうが、コンテンツ丸ごとやらせのように思われるのを避けるため
詳細を伏せたところ炎上を招いた、というのが私の見立てである。御愁傷様でした。

さて、前置きが長くなったが本編について。
配信開始前に書いていた私の予想は、2名だけ書いたら2名とも当たっていて
しかもその2名が最終まで残った2人だった。誰か褒めて欲しい。
配信前のチラ見せでは確証を得るまでに至らなかった他のキャラクターも
じっくりワンコーラス聞けばあらかたわかってしまい、
結構悩んだのはパンダ(序盤は野呂佳代かモー娘。の辻かと思った)と
ローズ(序盤は鈴木砂羽だと思っていた)ぐらいで残りは皆わかり易かった。
ヒントが親切なこともあり、3~4回ぐらいで全員特定できた方も多かったのではないか。
これだけ声に特徴のある人を起用すると、回答者は予想を敢えて外すのかえって難しい。
どう聞いてもその人じゃないだろうという回答が続いて興醒めする場面が何度もあった。
ネタバレで書いてしまうが、小林幸子やサンプラザ中野くんが出てきて気づかない人など99%いない。
シナリオっぽさを薄めるために、バラエティ枠だけは自由コメントを許されていたようだが
筋書きありきのバラエティに乗れるか・醒めるかが本作を楽しめるかどうかの分かれ目になっている。

話題を少し変える。
以前バナナマンの二人が、関西系のバラエティは台本がほとんどなく
簡単な設定以外は全てぶっつけでよろしくと言われて驚いたと話していた。
関東のバラエティはちょっとしたリアクションまで全てに脚本があるらしい。
(確かその時は「奇跡体験!アンビリバボー」について語っていた)
博多華丸大吉も、NHKの「あさイチ」は放送終了後に
翌日放送分の台本チェックと入念なリハーサルがあると言っていたので
バラエティショーに台本などあって当たり前なのだ。
「ザ・マスクド・シンガー」に台本があったところで何ら問題はない。
問題があるとすれば、それは演者(もう演者と言ってしまうが)の思い切りの悪いさではないか。

「ザ・マスクド・シンガー」は舶来産のバラエティ番組のため日本式のバラエティとは趣がかなり異なる。
制作費よりも特徴的なのは、演者のリアクションだ。
パフォーマンスが良ければスタンディングオベーション、マズければブーイングの嵐を受ける
海外ノリを違和感なく演じられる日本人の少ないことが、本作から感じる”こそばゆさ”の正体になっている。
回答者席にMIYAVIや水原希子を置いたのは、日本人が不得手なオーバーアクションを
率先してやってくれる(しかもそこそこサマになる)からではないか。
MCの大泉洋からして、このド派手なショーを束ねるには少々荷が重いように感じた。

日本のコンテンツでも、海外っぽさを取り入れて成功した例はある。
大昔なら「夜のヒットスタジオ」の芳村真理と井上順。
少し昔なら「料理の鉄人」の鹿賀丈史や、「クイズ$ミリオネア」のみのもんたあたりも
海外ノリを上手く日本ナイズして好評を得た。
「料理の鉄人」で鹿賀丈史が「アレ・キュイジーヌ!」と叫んでも違和感はなかったし
みのもんたがしつこく問いかける「ファイナルアンサー?」も当時皆が真似をしたものだった。
「ザ・マクスド・シンガー」の大泉洋には鹿賀丈史やみのもんたの風格が足りないし、
回答者の振り切れないノリの悪さも、必要以上に盛り上がりを演出する人達と、
どうしてもノレないこちら側との温度差となってしまっている。
私は「これも様式美」と割り切って楽しんだが、ノリきれない方が多くいるのも理解はできる。

あと、これだけはどうしても書いておきたい。
歌が上手い有名人を担ぎ出してくるのが番組の根幹なら
あんなにもオートチューンをかけてはいかんだろう。
中には生の声がほとんどわからないぐらいかけている人もいて酷かった。
マスクを取った後にガチで生歌唱していたのは●●さんぐらいだったのではないか。
(残りは完全口パクか、いわゆる被せ)
マスクは重かったろうし、被った状態で生歌を披露しろとまでは言わないが
正体を明かした後ぐらいは生が聞きたかった。
とびきり上手くなくて良いじゃないか、生の魅力は正確性とは無縁なのだし。

全編を通して振り返ってみると、やはり私が配信前に名前を挙げた2名が突出していたが
印象に残るパフォーマンスは他の出演者にもいくつかあって
無料で見られるコンテンツとしては十分楽しめた。パンダも見直した。
もしセカンドシーズンをやることがあるなら、
次は大泉もPerfumeももっと振り切って楽しむことを優先して欲しい。

「ザ・マクスド・シンガー」はAmazonプライムビデオで配信中。

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