忍之閻魔帳

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【今夜地上波放送】映画「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」贅を尽くした怪獣映画

2021年05月29日 | 作品紹介(映画・ドラマ)


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映画「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」贅を尽くした怪獣映画



「GODZILLA ゴジラ」(2014年)、「キングコング:髑髏島の巨神」(2017年)に続く
モンスター・バースシリーズの第3弾が本日(2021年5月29日21時〜)地上波初放送。
「GODZILLA ゴジラ」の5年後を舞台に、人為的なキングギドラの復活によって
世界のあちこちで眠っている怪獣達が一斉に目覚めてしまうパニック映画。
キングギドラ、モスラ、ラドンなどシリーズファンにはたまらない人気怪獣の競演が最大の見物。
出演はカイル・チャンドラー、ヴェラ・ファーミガ、ミリー・ボビー・ブラウン、
渡辺謙、チャン・ツィイー。監督は「クランプス 魔物の儀式」のマイケル・ドハティ。

こんな映画を冷静に紹介しろと言うほうが無理だ。
私は幼い頃、友達から”怪獣博士”と呼ばれていたほど怪獣が好きだった。
知識の大半は「ウルトラマン」シリーズに登場する怪獣についてではあったが、
「ウルトラマン」にハマるきっかけは紛れも無く「ゴジラ」であり、
「ゴジラ」と共に育ってきたと言っても過言ではない。
お風呂に浸かりながら、エコーの利いた空間でゴジラの咆哮を真似るのは日課になっていた。
そんな私が観ても、童心に還ってはしゃぐに決まっているじゃないか。

2014年公開の「GODZILLA」は、怪獣オタクのギャレス・エドワーズが
監督を務めただけあり、大きなトカゲと揶揄された初代ハリウッド版とは雲泥の差で
日本のゴジラ像を意識したフォルムになっていた。
多少の改変はあるものの設定も一部引き継ぎ、渡辺謙を見守り役として置くことで
ハリウッドの大舞台で見得を切るゴジラを頼もしく感じることが出来た。

あれから5年経って届けられた本作は、オリジナルの「三大怪獣 地球最大の決戦」を
ベースにしながら、全くの別物と言えるほどスケールアップされている。
オリジナル版にあったコミカルな要素(ゴジラとラドンが喧嘩しているのをモスラが仲介し、
そのやり取りを小美人が翻訳しながら人間に伝えるなど)は排除され、
地球で生まれ地球を護ってきたゴジラがギドラを打ち倒すまでの単純明快なストーリーを、
ハリウッドらしい力任せの演出で2時間押し切る贅沢な作り。

地球の各地で眠る怪獣達を一斉に蜂起させるキングギドラの覇者っぷりも、
日本版よりちょっと怖くなったが幻想的な魅力の増したモスラも、
「ジュラシック・パーク」から抜け出たかのようなラドンも、全部が全部カッコいい。
「ゴジラ」シリーズにおける怪獣達の立ち位置や力関係は作品ごとに解釈が異なるので
これはこれで「キング・オブ・モンスターズ」の構図だと思えば違和感はない。
怪獣達の登場シーンにたっぷり時間をかけているのも良くわかっていらっしゃる。

幼い頃に見た、着ぐるみの怪獣がミニチュアの街を破壊する映画も趣があって好きだが
「ジュラシック・パーク」や「アベンジャーズ」と同じ方法論で
こんなにも贅を尽くした「ゴジラ」を作ってもらえるとは。
幼い頃から親しんできた「ゴジラ」と周辺怪獣達がこれほど大挙して出演し
所狭しと暴れ回ると興奮の度合いが違う。
アメコミ版の「アベンジャーズ」を読んで大人になった人が
初めて映画版を観た時もこんな風に感激したのだろうかと、遅ればせながら体験させてもらった気分だ。
大の大人が、何度「うわー!」「おおおおー!」と声が出たことか。
モスラのテーマをあんな荘厳なアレンジで聴かされて、興奮しないはずがない。

と、怪獣の造形や演出は文句なしなのだが、物語のきっかけになっているのが、
「お騒がせ親子の夫婦喧嘩&親子喧嘩」なのは残念でならない。
「シビルウォー」もアイアンマンとキャプテン・アメリカの下らない喧嘩が
引き金になってはいたが、あれよりもまだ数段ショボい。
母親はほとんどマッドサイエンティストでしかなく、
子供は子供で地球を揺るがすトラブルメーカーと人間部分のドラマはダメダメ。
渡辺謙が演じる芹沢博士にあんな見せ場を用意するのであれば
最初から最後まで芹沢博士の視点に立って物語を作れば良かったのではないか。
そこだけはどうしても腑に落ちない。

もうひとつリクエスト、
前作の「GODZILLA」然り、デルトロの「パシフィック・リム」然り、
ハリウッドで怪獣映画を作ると何故か悪天候(暴風雨)の夜が舞台になるのは
そろそろ止めて欲しい。
バストアップもこんなに多くなくていい。
もっと全身が見たいし、晴天の下でぶつかり合う怪獣の姿をもっと見たい。

最後にあとひとつだけ。
モスラが出るなら当然小美人も出るだろうと思っていたのだが
ピーナッツに匹敵する双子のシンガーが見つからなかったのだろうか。



怪獣ユニバースの次回作は2020年公開の「ゴジラvsコング」になるはずだった。
ご存知の通りコロナ禍によって延期を重ね、海外ではようやく公開まで漕ぎ着けた。
日本では残念ながら未だコロナの収束に目処が立っていないため再延期中。
放送を見ながら、公開日の決定を待ちたい。

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「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」が見られるサブスクはこちら。



▼本当に見たかったゴジラ。映画「GODZILLA」(過去ログより抜粋して再掲)

本多猪四郎が最初の「ゴジラ」を撮って今年で60年。
時代の変化に対応しつつ、常に怪獣映画の王であり続けた
日本最強のキャラクター「ゴジラ」が再びハリウッドで映画化された。
日本の怪獣映画に多大なリスペクトを持っているギャレス・エドワーズを抜擢。
低予算で製作された「モンスターズ/地球外生命体」を経て
2作目にしてこの超大作の監督に就任したギャレスからの
感謝と愛情がたっぷりと盛り込まれている。
出演はアーロン・テイラー=ジョンソン、エリザベス・オルセン、渡辺謙など。

舶来産でありながら、円谷のエッセンスが色濃く受け継がれ、
日本文化へのリスペクトぶりがハンパない。
核実験によって蘇った「ゴジラ」は、神の怒りを象徴するような存在だった。
ゴジラの咆哮は、愚かな人間達への警鐘でもあったのだ。
咆哮の重低音までがハリウッド級になった今回の「GODZILLA」を観てしまうと、
後期の日本産「ゴジラ」は私の好きな「ゴジラ」から大分かけ離れていたのだと気付かされる。

311の爪痕が残る2014年に、
核実験をテーマにしたシリーズ第1作をリメイクした意味は大きいし
311以降、海外のオファーを全て断り国内の仕事に専念していた渡辺謙が
久々のハリウッド復帰第1弾として本作を選んだ理由も良く分かる。
「子供を連れて行くと親の方が興奮して劇場から出て来た」の王道をいく楽しさ。

最後にトリビアをひとつ。
渡辺謙演じる芹沢博士の名前が『芹沢猪四郎』になっていることに
ハッとする方がどれだけいらっしゃるだろうか。
芹沢猪四郎とは、1954年版の「ゴジラ」に登場した芹沢博士の苗字と
監督である本多猪四郎監督の下の名前を合体させたものなのだ。




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