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▼ニンテンドーミュージアムには私の人生アルバムが置いてあった
抽選申し込みが始まったのが8月下旬。
オープン日は競争率が高かろうと敢えて外し、10月4日に申し込んだところ当選。
今にも降り出しそうな曇天の空を見上げながら、室内娯楽だしと気持ちを切り替えて一路宇治へ。
最寄駅は小倉で、近鉄・JRのどちらからも徒歩数分の好立地に「ニンテンドーミュージアム」はある。
私は行きは近鉄、帰りはJRを使ったのだが、駅まで( or 駅から)の距離は本当に僅差なので
乗り換えが便利な方を選んで全く問題ない。
「ドラクエウォーク」を起動しながら小倉駅に到着すると、早速ミュージアムの案内が駅の構内にあった。
「ドラクエウォーク」には最近「軌跡のつるぎ」というシステムが実装されていて
ここと決めた場所にプレイヤーが剣を立てることが出来る。
有料パスを使っている時だけは剣に添える文章を自由にカスタマイズできるので
このためだけにゴールドパスを購入した。
「ニンテンドーミュージアムへようこそ」
大阪城を自分の実家だと言った上沼恵美子の如きフレーズかとも思ったが
私が訪れたのはオープン3日目だったのでまだ剣を立てている人がおらず
「今ならやった者勝ちじゃないか」とマーキング気分でこの文章にさせていただいた。
徒歩5分と書いてあったが実際には2、3分で到着。
時間毎の入場制にしているだけあり、列はそれほど出来ていない。
来場者の半数以上(感覚)は外国の方で、日本人は意外と少なめだった。
この辺は京都(宇治)という地域性もありそうだ。
入り口を抜けると建物入り口の右に小高い山があり、土管がふたつ設置されている。
いわゆるフォトスポットというやつで、ゲートを通った人の多くが入り口には行かず
先にここで写真を撮っている。
スポットにはスタッフが待機していて、「写真がいい」「動画がいい」「連写で」「ペアのあと単独でも」と
来訪者の様々な依頼に嫌な顔ひとつせずニコニコと対応している。
順番を待っている間に私も色々と考えて、
『土管から飛び出しますので、「はい!」と言ったら連写でお願いします』と伝えて
勢いよく土管から飛び出したところ、周囲に私が手渡したスマホの連写音と
「わぁ、あのおじちゃん元気ー」という子供の声が響いて恥ずかしかった。
旅の恥はかき捨てなので後悔はない。
まずは持参した傘を預けるかと見回すと、ロッカーはゲームボーイのカートリッジを模しているし
傘立ては歴代ゲームボーイ本体のカラバリが鍵部分に使用されていて、芸の細かさにいちいち感嘆の声があがる。
自分で発見する喜びを阻害されたくなくて、事前情報を極力遮断していたのだ。
限定マンホールは傘立ての前あたりにあった。
入館してまず出迎えてくれるのは、等身大(?)のキノピオ。
頭を触るとそれぞれ違った声を出し、グラスハープのように楽しむことが出来る。
そのすぐ側には、マリオの生みの親である宮本茂氏の手書き色紙も飾ってあった。
花札を作ることのできる「ちょっと花札をつくろう」は
10時半に入館したにも関わらず午前の予約は全て埋まっていた。
午後は空いていたのだが、入場規制の時間割からして
このミュージアムはそれほどの長期間滞在は想定していないようにも思えたので断念。
順路としては、まずは第1展示棟2階に上がり、家庭用ゲーム史の生き字引とも言える任天堂の歴史を振り返る。
歴史を堪能したら、第1展示棟1階に降りてきて、懐かしい名機の巨大コントローラーを使い
大画面モニターに映し出されたクラシックゲームを遊ぶ「ビッグコントローラー」や
スマホを使って下の句を探す花札ゲームの「しぐれでんSP」、
大勢でスコアを競うガンシューティングの「ザッパー&スコープSP」など様々な体感ゲームを楽しむ。
お腹が空けば隣の建物にある「HATENA BURGER」へ、という感じだ。
展示棟2階のミュージアム。
正直、私が楽しみにしていたのは1階のゲーム体験コーナーでミュージアムはおまけ程度に考えていたのだが
エスカレーターを上りきって周囲をぐるっと見回した瞬間に、ずっとゲームと共にあった私の人生が
記憶の奥底から引っ張り出される感覚に陥った。
1983年07月15日発売 ファミリーコンピュータ
1986年02月21日発売 ファミコン ディスクシステム
1989年04月21日発売 ゲームボーイ
1990年11月21日発売 スーパーファミコン
1996年06月23日発売 ニンテンドウ64
2001年03月21日発売 ゲームボーイアドバンス
2001年09月14日発売 ゲームキューブ
2004年12月02日発売 ニンテンドーDS
2006年12月02日発売 Wii
2012年11月18日発売 Wii U
2017年03月03日発売 ニンテンドースイッチ
私はファミコンブームを身を持て経験したジジィゲーマーなので
ここに展示されているゲーム機は全てリアルタイムに購入して遊んできたし
ハード別に綺麗に整頓して並べられたソフトの多くに思い入れがある。
ディスクファックスの前に立てば「参加参加参加参加♫」のCMが脳内に流れたり
スーパーファミコンを眺めていると「もし予定通りにCD-ROMが出ていれば」と妄想したり
ただ館内を歩いているだけで、そのハード・ソフトを遊んでいた頃の自分が様々なトリビアと共に蘇ってくる。
ドラクエの進捗状況を話すためだけに学校に行っていた頃の自分、
ディスクライターのおかげでリーズナブルにたくさんのゲームが遊べていた頃の自分、
ポケットカメラのモノクロ写真のチープさを逆に楽しんでシールを作りまくっていた頃の自分、
64のマリオカートで連日知人達と盛り上がっていた頃の自分、
キューブの後期に書き始めたこのブログ、
Touch!Generationsについてあれこれ書いていた頃の自分、
坊主頭の学生服から現在まで、私の人生のほとんどがゲームと共にあったことを改めて自覚し
過ごした時間に想いを馳せてメロウな気持ちになったり。
自分の脳にまだこれだけのゲームにまつわる情報が眠っていたのかと驚かされる。
「歌は世に連れ世は歌に連れ」と言うが、私の人生は「ゲームは世に連れ世はゲームに連れ」でもあった。
各展示は国別のハード販売比率が添えてある程度でテキストの説明がほとんどないのだが、
説明などなくても次々に噴き出す思い出達との対話で忙しくなるので簡略化したのは大正解。
野暮な解説でユーザーの思い出を阻害することをしたくなかったのだと思う。
特に感心したのが、任天堂を代表するシリーズ「スーパーマリオ」や「星のカービィ」「マリオカート」
「メトロイド」「ファイアーエムブレム」といった、ファミコンからSwitchまで全てのハードで発売されている作品を
横並びにして流しているモニター。「星のカービィ」ならばステージ1のボス戦など、各ハードの同じシーンを
タイミングまでばっちり合わせて流していて、眺めているだけで数十年分の進化を目の当たりにすることが出来る。
一度に入館する人数を制限しているおかげで、ゆっくりソファに座って全シリーズ分を見た。
ニンテンドーミュージアムは、この2階部分だけが撮影禁止になっている。
ご自身の目で確認して、眠っている記憶が飛び出してくる楽しさを是非体験してほしい。
(1階やグッズショップ、カフェなどは公式に撮影許可が出ている)
さて、お待ちかねのゲーム体験フロア。
入館証には予め10枚のコインがチャージされていて、追加のチャージはできない。
行く前は「10枚で全部のアトラクションを体験できるようになっていないのは狡い」と考えていたのだが
小遣いを握りしめて駄菓子屋に行くように、10枚のコインをどう使うか考えるのが楽しい。
各アトラクションの使用コイン枚数は以下の通り。
・【使用コイン:2枚】しぐれでんSP
・【使用コイン:4枚】ザッパー&スコープSP
・【使用コイン:2枚】ウルトラマシンSP
・【使用コイン:1枚】ウルトラハンドSP
・【使用コイン:2枚】ラブテスターSP(*2人専用)
・【使用コイン:1枚】ゲーム&ウォッチSP
・【使用コイン:1枚】ニンテンドークラシック
・【使用コイン:2枚】ビッグコントローラー(*2人専用)
お勧めはザッパーか光線銃を選んで参加するザッパー&スコープSP。
これで4枚を消費してしまうので躊躇する方も多いと思うのだが、楽しさと天秤にかけるとやはりこれがイチ押し。
「ゲーム&ウォッチ」は本当に壁に映したシルエットで「ボール」を遊ぶだけだし
「ラブテスター」は2人専用で各2枚消費はちょっと割高。
「ウルトラマシン」はゲーセンに、「ウルトラハンド」は縁日に似たようなゲームがあるので必須ではない。
「ニンテンドークラシック」は昔のゲーム機で数分間遊べるだけの体験ブース的な作り。
ここだけの特別な体験をするなら、「ビッグコントローラーSP」「ザッパー&スコープSP」
「しぐれでんSP」の3択と言っていい。
よって私の10枚は「ビッグコントローラー」でスーファミと64を1回ずつ(2枚x2で4枚)、
「ザッパー&スコープSP」で4枚、「しぐれでんSP」で2枚消費でちょうど10枚。
余っていれば他にも使ったろうが、これだけでも満足度は十分高かった。
グッズショップはセンスの良いアイテムが多く迷ったのだが
価格設定が割と強気なことと断捨離中の身でもあることから1万程度の買い物でコンパクトに済ませた。
もっとたくさん写真を撮ったのだが、ここも実際に行ってご自身の目で見てワクワクして欲しい。
#ニンテンドーミュージアム#HATENABURGER pic.twitter.com/pTzQBhyWhP
— 忍之閻魔帳 (@sinobintage) October 10, 2024
2時間ほどかけて館内を回った後は、カフェの「HATENA BURGER」へ。
目玉はソースや具材まで自由に組み合わせてオーダーすることのできるバーガー。
せっかく京都らしい和の食材も多かったので、竹炭を使用した黒いバンズをベースにして
「サワラの西京焼き」+「九条ネギ」+「厚揚げ」+「レンコンきんぴら」+「しば漬けタルタルソース」にした。
組み合わせが良かったのか、幕内弁当をぎゅっとまとめて食べているようなバランスの良さで味も上々。
ジャンクにもヘルシーにもできる振り幅が楽しい。
ただ、家族4人ぐらいで利用すると最低1万は飛んでいくと覚悟しておくこと。
個人的には、サイドのコールスローがあからさまに手抜きだったことや
ドリンクにもう少しご当地っぽさが欲しかったなど、価格に見合っているとは言い難い点が多くあり
パーフェクトだったミュージアム部分に比べて、ここだけは改善の余地があると感じた。
時間ごとに入場人数を制限しているおかげで、長い行列もなければ歩けないほどの人混みもない。
ゆったりとした空間で、どっぷりと想い出に浸ることのできる素敵な空間だった。
当たり前のようで実は難しい、「見たいものを見て、遊びたいものを遊ぶ」ことが出来るのは貴重。
今後も一度に入館できる人数を増やさず、快適さを最優先した運営を切にお願いしたい。
おまけ。
「ニンテンドーミュージアム」からの帰りにJRを使って宇治へ。
目的は、現在NHKの大河ドラマ「光る君へ」を見ているので紫式部の聖地巡礼と宇治観光、
そして「ドラクエウォーク」のご当地クエストになっている平等院があることだった。
宇治駅から平等院までの道すがら買い食いを満喫し、大好きな抹茶関連の土産も買って大満足。
すぐ近くなので、「ニンテンドーミュージアム」に行く予定の方は寄り道推奨。
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