▼緊急事態宣言エリア拡大中
<楽天>
発売中■楽天:マスク(レビュー平均4.5点以上)
発売中■楽天:ハンドソープ 除菌タイプ(レビュー平均4.5点以上)
発売中■楽天:除菌スプレー(レビュー平均4.5点以上)
発売中■楽天:うがい薬(レビュー平均4.5点以上)
発売中■楽天:パルスオキシメーター(レビュー平均4.5点以上)
<Amazon>
発売中■Amazon:マスク(マケプレ除外・レビュー★4以上)
発売中■Amazon:ハンドソープ(マケプレ除外・レビュー★4以上)
発売中■Amazon:除菌スプレー(マケプレ除外・レビュー★4以上)
発売中■Amazon:うがい薬(マケプレ除外・レビュー★4以上)
発売中■楽天:パルスオキシメーター(マケプレ除外・レビュー★4以上)
▼【訃報】田村正和、77歳
4月3日に心不全で亡くなり、葬儀も親族のみで済ませたとのこと。
ひっそりと表舞台を去った後、
2018年4月頃にFRIDAYがインタビューを掲載したのが私が見た最後の姿だった。
役柄のイメージを大切にするためバラエティ番組への出演はせず、
プライベートもほとんど謎に包まれたままこの世を去った田村正和は、
親近感を売りにする現代の俳優とは一線を画す、まさに大スターであった。
昨夜、Paraviを立ち上げ田村正和で検索したら
「パパとなっちゃん」が出てきたので、懐かしく思いながら1話を見た。
そこにスターがいた。
芝居の上手い俳優はゴマンといても、田村正和はこの世にひとりだけ。
20歳を迎える娘を溺愛する男鰥という、どこにでもいるホームドラマでありながら
雨の中をバス停まで迎えに行く姿、ワインを注ぎ「乾杯しよう」と微笑みかける姿、
「踊ろう」と娘(小泉今日子)を優しく抱き寄せる姿、全てが田村正和でなければ成立しない。
ハリウッドスターには許されても日本人俳優には許されない出来すぎたシチュエーションや
歯の浮くような台詞ですら、田村正和ならば成立させることができる。
「パパはニュースキャスター」の「愛と書いてめぐみ」などはその最たるものだろう。
日常の風景に馴染む大スターの妙を、TBSの作品群では数多く遺してくれた。
発売中■Blu-ray:古畑任三郎 COMPLETE Blu-ray BOX
そして、何よりも忘れられないのが三谷幸喜脚本が光る「古畑任三郎」。
田村正和の田村正和らしさを存分に活かしたキャラクターメイクと
一話完結のシンプルなミステリーは三谷作品の最高傑作との呼び声も高い。
表向き冷静を装いながら腹を探り合う犯人との会話劇は三谷ならではの名人芸。
ミステリーマニアからの野暮なツッコミもどこ吹く風で第3シーズンまで続いた古畑は
多彩なゲストや印象的なメインテーマなど、全てにおいてクオリティが高く
フジテレビドラマの金字塔として今も多くのファンを持つ。
私自身も三谷作品で何が一番好きかと人に問われると、
「やっぱり猫が好き」か「古畑任三郎」を挙げている。
現在三谷はアガサ・クリスティー原作の和風リメイクを
野村萬斎主演で不定期にシリーズ化しているが
やはり古畑のイメージが強すぎて、
話は面白いのだがいつも少しの物足りなさを感じてしまう。
「古畑」の打ち止めも、台詞の多さに音をあげた田村が
三谷に降板を申し出て、受け入れた三谷がシリーズ終了を即断したと言われている。
それほど代わりの利かないキャスティングだったのだ。
幾度かリメイクの話も出たが、田村正和の演じない古畑などあり得ないし断固認められない。
あの日本人離れした洒落っ気と色気を醸せる俳優は今の日本にはいないし
シルエット セリーヌ(自転車)に乗るお茶目な姿すら
カッコ良いと思わせるのは、田村正和以外にはいない。
古畑任三郎 1st Season
・「死者からの伝言」中森明菜
・「動く死体」堺正章
・「笑える死体」古手川祐子
・「殺しのファックス」笑福亭鶴瓶
・「汚れた王将」坂東八十助(坂東三津五郎)
・「ピアノ・レッスン」木の実ナナ
・「殺人リハーサル」小林稔侍
・「殺人特急」鹿賀丈史
・「殺人公開放送」石黒賢
・「矛盾だらけの死体」小堺一機
・「さよなら、DJ」桃井かおり
・「最後のあいさつ」菅原文太
・「笑うカンガルー」陣内孝則
古畑任三郎 2nd Season
・「しゃべりすぎた男」明石家さんま
・「笑わない女」沢口靖子
・「ゲームの達人」草刈正雄
・「赤か、青か」木村拓哉
・「偽善の報酬」加藤治子
・「VSクイズ王」唐沢寿明
・「動機の鑑定」澤村藤十郎
・「魔術師の選択」山城新伍
・「間違えられた男」風間杜夫
・「ニューヨークでの出来事」鈴木保奈美
・「しばしのお別れ」山口智子
古畑任三郎 3rd Season & スペシャル
・「古畑任三郎 vs SMAP」SMAP
・「黒岩博士の恐怖」緒形拳
・「若旦那の犯罪」市川染五郎
・「忙しすぎる殺人者」真田広之
・「古畑、風邪をひく」松村達雄
・「アリバイの死角」大地真央
・「古い友人に会う」津川雅彦
・「絶対音感殺人事件」市村正親
・「哀しき完全犯罪」田中美佐子
・「完全すぎた殺人」福山雅治
・「雲の中の死」玉置浩二
・「最後の事件」江口洋介
・「すべて閣下の仕業」松本幸四郎
古畑任三郎 FINAL
・「今、甦る死」藤原竜也、石坂浩二
・「フェアな殺人者」イチロー
・「ラスト・ダンス」松嶋菜々子
意外性に富んでいた初期に比べて
次第に話題性重視のキャスティングに移行していくのは人気シリーズの宿命か。
そのため、私が好きなエピソードもほぼ初期に集中している。
記念すべき第1シーズン1話の中森明菜は、三谷自身も気に入っているのか
のちのエピソードで後日談が語られていたりもしている。
完全に独立した1話完結ではないことが、より古畑の世界観を重層的なものにしている。
脚本の段階では堺正章が犯人を演じる「動く死体」が1話の予定だったものを
インパクトを重視して入れ替えたと何かで読んだ記憶が。
全話を通して私が思う最高傑作は、桃井かおりの「さよなら、DJ」。
「サントワ・マミー」が流れるほんの数分間の隙にスタジオを飛び出して
ターゲットを殺して戻ってくる無謀な犯行計画なのだが
桃井が演じているおかげで最高にクール。
「疑惑」を観て育った世代なので、桃井にはこういった役柄をどんどん演ってほしい。
ヒールで殴りつける際に「痛い?」と聞くのは桃井のアドリブだそうで、三谷も舌を巻いたという。
そのほかにも、確かに嘘はついていない(シスターのため)沢口靖子、
名台詞で〆る加藤治子(「今の映画は喋らせすぎよ」)など、名作の宝庫と言っていい。
亡くなってしまったのは哀しいが、
古畑の活躍は菅原文太、山城新伍、加藤治子、緒形拳ら
昭和の名優達の芝居と共に何度でもBlu-rayで見ることができるし
サブスクの普及で「パパなつ」もすぐに見返せるのは良い時代だ。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
おまけとして、田村正和作品を多く配信しているParaviとFODプレミアムの
配信リストを掲載しておく。
私はParaviは契約済みなのだがFODは未加入。
「ニューヨーク恋物語」を久しぶりに見たいので1ヶ月だけでも入ってみるか。
<Paravi>
・パパはニュースキャスター
・パパはニュースキャスター スペシャル
・パパはニュースキャスター お正月スペシャル
・パパとなっちゃん
・カミさんの悪口
・カミさんの悪口2
・カミさんなんかこわくない
・夫婦
・夏に恋する女たち
・美しい人
・おやじの背中
・明智小五郎対怪人二十面相
・そうか君はもういないのか
・女囚さそり 701号恨み節
<FODプレミアム>
★「FODプレミアム」月額888円でドラマ・バラエティが見放題
・警部補 古畑任三郎 第1シーズン
・警部補 古畑任三郎 第2シーズン
・警部補 古畑任三郎 第3シーズン
・ニューヨーク恋物語
・男と女 ニューヨーク恋物語II
・新ニューヨーク恋物語
・さよなら、小津先生
<TELASA>
・松本清張 地方紙を買う女 〜作家・杉本隆二の推理〜
▼【ステイホーム支援に】Kindleストアで2万冊以上を対象とした50%ポイント還元セールが開催中
05月27日まで■Kindle:【50%ポイント還元】Kindle本キャンペーン 総合TOPページ
27日までの約2週間で2万冊以上を対象とした特大規模のポイント還元セールが開始。
小学館、文藝春秋、日経BPなど大手も参加し、発売されたばかりの新書も多数含まれていてお買い得度は高い。
以下は出版社別のリンク。
<出版社別>
05月27日まで■Kindle:【50%ポイント還元】Kindle本キャンペーン 小学館
05月27日まで■Kindle:【50%ポイント還元】Kindle本キャンペーン 文藝春秋
05月27日まで■Kindle:【50%ポイント還元】日々我人間 / 桜玉吉
05月27日まで■Kindle:【50%ポイント還元】日々我人間2 / 桜玉吉
05月27日まで■Kindle:【50%ポイント還元】Kindle本キャンペーン 日経BP
05月27日まで■Kindle:【50%ポイント還元】Kindle本キャンペーン 幻冬社
05月27日まで■Kindle:【50%ポイント還元】Kindle本キャンペーン ディスカヴァー・トゥエンティワン
05月27日まで■Kindle:【50%ポイント還元】Kindle本キャンペーン 一迅社
05月27日まで■Kindle:【50%ポイント還元】Kindle本キャンペーン TOブックス
05月27日まで■Kindle:【50%ポイント還元】コミックス版 本好きの下剋上 全7巻 第一部
05月27日まで■Kindle:【50%ポイント還元】コミックス版 本好きの下剋上 全5巻 第二部
05月27日まで■Kindle:【50%ポイント還元】小説版 本好きの下剋上 全26巻
935円■Kindle:紅い牙 ブルー・ソネット 愛蔵完全版(全19巻)
385円■Kindle:紅い牙 愛蔵完全版(全8巻)
220円■Kindle:ラブシンクロイド DX 全3巻まとめ買いセット
55円■Kindle:柴田昌弘 ゴマブックス作品一覧
■Kindle:【11円均一】桑田次郎 ゴマブックス作品一覧
ゴマブックスのコミックスセールに並んでいた柴田昌弘が若干の追加値下げ。
「紅い牙 ブルー・ソネット」全19巻は1,045円から935円に。
「紅い牙 愛蔵完全版」全8巻は440円から385円にそれぞれ値下げされている。
発売中■ETC:Amazonギフト券 チャージタイプ(直接アカウントに残高追加)
田中邦衛さんの黒板五郎とおなじく、田村正和さんは『演じる』と言うよりも自分の一部を切り取って『魅せてくれる』感じの。ゆえに、24時間365日、古畑であり眠狂四郎でありっていう人生を背負ったお方
あの人のモノマネする人は、声だけじゃなく憑依したようにその役になりきろうとするし、そうしないと田村正和に見えないんですよね。イメージを大切にするためにバラエティに出なかったという逸話も納得。
こんな大俳優に古畑任三郎という、オタクの作った本を演じさせるという辺りに凄さを感じるし、またそれが後世に残る科学反応的名作となるのだから芸能の世界は奥深いですね
本当に偉大な俳優さんでしたね。
英語が話せるからハリウッドでも通用するとか
そういうレベルではないところで
日本人俳優としてのすごさを感じさせてくれた人でした。
とても残念です。