▼【訃報】楳図かずお 88歳
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私の幼少期は楳図かずおと松本零士と永井豪と円谷英二によって作られた。
このフレーズを20年のブログ生活の中で何度使ったろう。
2022年に大阪で開催された「楳図かずお大美術展」にも足を運び
「ZOKU-SHINGO 小さなロボット」について語る楳図の映像を見て、
こんなに華奢な身体のどこにそんなエネルギーがあるのだろうと不思議に思いつつ、
お元気そうな姿を見て安堵したのがつい昨日のよう。
スマホに残していた写真の日付を見ると、2022年11月14日だった。
まさか2年後に訃報を聞くことになるとは。
昨年、87歳の時に「ZOKU-SHINGO」について語るインタビューも公開され
いささかも衰えていない感性の鋭さに惚れ直したところだったのに。
ニュースによると胃がんだったとのこと。
いつから患っていたのかは不明だが、作業時間を1日4時間までに限定し、
完成まで4年の歳月を費やした「ZOKU-SHINGO」は
既成のマンガの型をうち破り、同じ判型の着彩画を101枚描き上げて順に鑑賞する全く新しい作品。
年齢的に未完になってしまう可能性もあったろうに、
85歳で完成させた連作絵画は世界でも例を見ない大作となった。
私が子供の頃は、住宅地に小さな本屋がいくつもある時代だった。
うちの近所だけでも3つの本屋があり、それぞれに店主の好みを反映した
品揃えになっていて、そのうちのひとつがホラーマンガの比率が多い店だった。
狭い店内には楳図かずおや古賀新一らの作品がびっしりと並び、
人一倍怖がりなくせに怖いものが好きだった私は
その店にほぼ毎日通って楳図の作品を読んでいたのを今でも思い出す。
私のホラー好きは、間違いなくこの頃に形成されたものだ。
自分でコミックを買える年齢になると、お気に入りだった作品から買い始め
部屋の本棚を楳図作品で少しずつ埋めていった。
大人になってからは、梅田の書店にサイン会にやってくると聞いて会いに行き、
グワシをしながら一緒にツーショット写真も撮ってもらった。
その時にいただいたサイン本は、今も大切に保管している。
映像化とは縁の薄かった楳図作品は、私がブログを書き始める頃になって
ようやく映画やドラマが制作されるようになったが、
残念ながら未だに原作に見合ったクオリティの作品には出会えていない。
Netflixのように潤沢な制作費を持ち、規制も緩い配信サービスが力を持っている現代なら
理想に近い映像化が期待できそうだと思っていた矢先の訃報は残念でならない。
実を言うと、この連休中にお別れがひとつあり
葬儀を終えて自宅に戻ってすぐにクインシー・ジョーンズの訃報を聞き
さらに数時間後には楳図の訃報を耳にするという、
私の人生でも経験がないほど短期間に別れが連続して、さすがに堪える。
これまでのブログの中で楳図について書いたものの中から
何箇所かをピックアップし、整理してまとめてみた。
*「楳図かずお大美術展」より
ご冥福をお祈りいたします。
ホラー漫画界の巨匠・楳図かずおの世界を体感できる「楳図かずお大美術展」が開催決定。
その展示会場にて、楳図が4年の歳月を費やして完成させた原画101点の連作絵画
「ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館」が初公開されることが明らかになった。
楳図が新作を描き下ろすのは「14歳」以来、実に27年ぶりとのこと。
「楳図かずお大美術展」は、ストーリーテリングの秀逸さもさることながら
氏の比類なき芸術性に焦点をあてた展開会となっており、気鋭のアーティストらとの競演で
代表作の数々を表現する、かつてない展覧会になるとのこと。
「ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館」は「わたしの慎吾」の続編であると同時に
パラレルでもあるらしく、楳図作品で特に好きなのは何ですか?と聞かれる度に
「わたしは慎吾」を挙げてきた私にも、ちょっと想像が付かない。
楳図が休筆宣言をした時の理由のひとつとして
若い頃からの筆圧の高さに腕が耐えられなくなりペンが握れなくなったと語っていたので
もう新作はないだろう、あっても一枚絵がせいぜいだろうと思っていた。
ここ数年はメディア露出もほとんどなく、体調でも崩されたのかと密かに心配していたら
なんとこんな大作の制作に取りかかっていたとは。腕のことを思うと、4年でも早いと思う。
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「ZOKU-SHINGO」の執筆のきっかけになったと言われているのが、
日本人としては史上3人目(他のお二方は水木しげると上村一夫)という、仏の漫画賞「遺産賞」を受賞したこと。
楳図作品は「赤ん坊少女」や「おろち」といったホラーか、ギャグマンガの「まことちゃん」ばかりが取り上げられるが
「14歳」や「漂流教室」、そしてこの「わたしは真悟」のように
予言書かと思うほど示唆に富んだ内容のSF群がいずれも素晴らしく
楳図=ホラー漫画家と思っている若い方にも是非読んでいただきたい。
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「闇のアルバム」は聖歌と歌謡曲をミックスした1曲目の「洗礼」から度肝を抜かれる名盤。
「洗礼」「イアラ」「へび少女」「おろち」「漂流教室」など
キラ星のごとく並んだ名作をイメージした楽曲を収録し、
大真面目に全曲ちあきなおみの歌唱でも通用するクオリティ。
ちなみに、ちあきが世間をどよめかせた「夜へ急ぐ人」をリリースしたのはこのアルバムの3年後。
「闇のアルバム 2」はホラー漫画界の人間国宝・楳図かずおのもうひとつの顔である
ミュージシャンとしての魅力が詰まった2ndアルバム。
1stの「闇のアルバム」のLPが発売された1975年から数えると36年振りの新作。
実写映画版「おろち」の中で谷村美月が披露していた 「新宿烏」も楳図バージョンで収録されている。
前作に比べてぐっと歌謡曲寄りな楽曲が並んでいるが、楽しそうに歌う楳図大先生の声を聴いていると
ジャンルなどどうでも良くなってくる不思議な1枚。1stのようなアングラな名盤は期待しないように。
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叶姉妹も怯みそうな帯のコピー「美とは正義です。」を
余すところなく表現した、楳図関連本史上でもトップクラスに満足度の高い本だった。
作りは美術展などで売られている図録の感覚に近く、
印刷が雑だったり紙が妙に安っぽかったりといった手抜きは無い。
ページをめくるごとに、震えながらも幼心を惹き付けて離さなかった
楳図の圧倒的な画力を大判サイズで眺めることが出来る幸せ。
これを眼福と言わず何と言うのか。
美少女にスポットをあてていると言っても
それはイコール楳図の歴史を辿っているのと同じことであり
「神の左手 悪魔の右手」「漂流教室」「わたしは真吾」など代表作はほぼ網羅されている。
また、少女(女性)の名前を意外と忘れていることに気付かされる。
「赤ん坊少女」などタマミしか名前が残っていなくて
タマミに嫉妬される少女が南条葉子だと久しぶりに思い出して
「そうだった、そうだった」と一人で勝手にテンションが上がった。
190ページしかないため「おろち」の扉絵集など
期待していたコーナーがぎゅっとまとめられていたのは残念だが、
それを差し引いても4,000円の価値は充分にある。
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楳図かずおの代表作のひとつ「おろち」がいよいよ実写映画化。
監督は「リング0 バースデイ 」「予言」の鶴田法男。
門前葵と一草の二役を演じるのは木村佳乃、双子の妹、理沙に中越典子。
謎の美少女、おろちは谷村美月が演じる。
人間の生き様を陰から見守る謎の美少女、おろち。
ある大雨の夜、雨宿りのため山奥の屋敷を訪れたおろちは
出演作の全てを大ヒットさせている人気女優、門前葵と出会う。
己の美しさに圧倒的な自信を持つ葵だったが、最近の彼女は自身の老化に異常なほど怯えていた。
門前家に生まれた女は、「29歳になると美貌が崩れ始め、見るも無惨な姿に成り果てる」という
呪われた運命を背負っていたのだ。
残された時間が少ないことを知った葵は、血を受け継ぐ双子の娘、一草と理沙を厳しく育てあげる。
やがて、その一草と理沙にも、「29歳」が近づいていた。
本作は、18歳になると美貌が崩れ始める龍神家の悲劇を描いた「姉妹」(1巻収録)と
優秀な姉に劣等感を抱き続けた門前家の妹の復讐劇である「血」(4巻収録)の
2つのエピードをブレンドして作られている。
18歳という設定を29歳に引き上げ、龍神家と門前家を合体、
龍神家の名前は消滅し、全てが門前家で起きた出来事として再構成されている。
葵に女優という設定を追加し、娘に望みを繋ぐという要素を入れたおかげで
同じ楳図かずお作品である「洗礼」のような雰囲気も加わっているのだが、
あれこれ詰め込み過ぎて、消化不良を起こしているように感じた。
「姉妹」の恐ろしさは、18歳という若さの頂点を境に悲劇が始まることと、
18歳にもならない姉妹の間で、成熟した大人の女性を上回るほどの
嫉妬や策略が繰り広げられるというところにあったと思うのだが、
29歳を境にしてしまった時点で、その日を迎える恐怖は薄らぎ、
罠を仕掛ける側のしたたかさも年相応に見えてしまう。
「血」に込められた、劣等感を抱き続けた妹の積年の恨みというものも、
母の世代から受け継いだ美貌の崩壊とミックスされたことで
年月が大幅に短縮され、すっかり薄まってしまった。
1+1が2以上になるどころか、1以下になっているのだ。
これぐらいなら、「姉妹」と「洗礼」をミックスするか
「姉妹」「血」「洗礼」のいずれかを単独で映画化した方が良かったのではないか。
そもそも、妹役が中越典子というのがマズい。
見た目からして悪役然とし過ぎていて、どんでん返しもへったくれもない。
谷村美月のおろちも、雰囲気は上手く掴んでいるものの
人間界を見つめ続けて来たような重みがあと一歩足らなかった。惜しい。
原作を未読の方ならば、美への執念と女同士の嫉妬が渦巻く物語にそこそこ満足出来ると思う。
原作の熱烈なファンは、どこをどういう風にミックスしたのか
原作との違いを比較する楽しみはあるので、お時間があれば。
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敬愛する楳図かずお作品の中でも最高傑作だと思っている
「神の左手、悪魔の右手」が実写で映画化される日が来ようとは。
ヒロイン役を渋谷飛鳥が演じるということで「錆びたハサミ」か「影亡者」あたりではないかと思っていたのだが、
公式サイトのトップ画面が「黒い絵本」の冒頭に出て来るパパの描いた絵本からの引用でさらに驚き。
「黒い絵本」は、「神の左手~」の中でも私の一番のお気に入りなのだ。
文庫版(全4巻)の3巻に収録されている「黒い絵本」は
私に「トラウマ」というものを叩き込んだ心底恐い作品である。
初めて読んでからしばらく、私はショートケーキが食べられなかった。
この年齢になるまで、映画、コミック、小説と、数え切れないほどの「ホラー作品」に触れてきたが、
未だに「黒い絵本」を超える作品には出会っていない気がする。
楳図には「漂流教室」や「おろち」など、テーマ性の深い傑作は多いのだが、
「恐さ」だけで選ぶなら間違いなく「神の左手」が最高峰であろう。
渋谷飛鳥が演じるのは、原作では主人公である想の姉、泉であり、
本作では想を助ける為に泉が奔走するというストーリーになっている。
想(少年)から泉(少女)に主役が変わっているのは、
「クロスファイア」の矢田亜希子、「ガメラ」の前田愛、「あずみ2」の上戸彩など、
「女の子を可愛く撮りたい」と公言している金子修介監督ならではのアレンジと言えそうだ。
狂気の父親を演じるのは田口トモロヲ。
ハマればホラー界最恐のキャラクターにもなれる上手いキャスティングだと思う。
【2024年11月追記】
公開後に見た感想は「...やはりこうなってしまったね」という感じ。
今はもう取り壊しになってしまって跡形もない天六のホクテンザという映画館で
観たというのもあるのだろうが、同じホクテンザで水野晴郎の挨拶付きで観た
「シベリア超特急3」と印象が被るのだ。
原作をきちんとなぞっているので大筋は同じなのだが、全体的には古臭いホラー映画で役者のレベルも何とも。
ただ、田口トモロヲの父親は必見。あそこだけは原作そのままのパパだった。
残虐表現をマイルドにしなければ映像化が無理だったなら、
素直に「神の左手」、ましてや「黒い絵本」からは手を引くべきだった。
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ホラー好きの間で「タマミ」と言えば、「貞子」や「伽倻子」が生まれる
ずっと前から存在していた、超有名キャラクターである。
読み切り短編でありながらこれほど長く愛されたキャラクターは楳図作品の中でも他に類を見ない。
世紀の名キャラ、「タマミ」を実写映画化したのは
「地獄甲子園」「魁!!クロマティ高校 THE★MOVIE」の山口雄大。
タマミの父・敬三に野口五郎、母・夕子に浅野温子、メイドのスエに生田悦子など
楳図カラーを地でいくキャスティングが揃えられている。
昭和35年。
孤児院で育った美しい少女・葉子にも、いよいよ明るい未来がやって来た。
戦時中に生き別れた父・敬三が葉子を探し出し、引き取りたいと願い出たのだ。
しかし、長かった孤児院生活に別れを告げた葉子を歓迎したのは敬三だけ。
メイドのスエには冷たくあしらわれ、
母の夕子は葉子の存在すらわからないようだった。
嵐の夜、屋敷をうろついていた葉子は、何者かに襲われる。
時折聞こえる赤ん坊の泣き声の正体は一体誰なのか。
原作の「赤んぼ少女」では、タマミは姿形こそ赤ん坊だが葉子と同等以上の知能を持っている。
悪知恵が働き、饒舌で、姑のように葉子をいびり倒す。
美しい容姿を持った葉子への同性としての嫉妬が根底にあるからこそ
言動がどれだけ辛辣でも、醜く生まれてしまったタマミに同情してしまうのだ。
高也への淡い恋心から、鏡台の前でドレスをまとい、そっと紅をさすタマミが
あまりの似合わなさに笑い泣きしながらドレスを引き裂くシーンは、
ホラー漫画史上に残る名シーンでもある。
ところが、映画のタマミは、一切言葉を話さない。
正確に言うとラストで一言だけ話すのだが、基本的には「シャー」か「オギャア」しか使わない。
高い知能があると思しき行動はあまり見られず幼稚さ故の残虐さが動物的な動きと共に
前面に押し出され、ほとんどただの怪物と化している。
この辺りの改変は、タマミファンの一人としては少々哀しいところ。
ただ、そういう物語なのだと割り切れば、野口五郎や浅野温子の
「リアル楳図」な芝居が炸裂していて、なかなか楽しい。
凌辱されることの多い楳図作品の映像化としては上々の部類であろう。
万人にはお勧めしないが、ディープな楳図ファンなら。
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楳図かずおが初監督を務めた映画「マザー」がDVDで発売。
既流通向けはDVD単品だが、Amazon限定版は楳図自身による
絵コンテ集(DVDとほぼ同じサイズ、ハードカバー装丁)と
オリジナルイラスト色紙カード(複製)が付いて通常版+1,000円。
公開時に開催されていた「マザー展」でも展示されていたものを縮小して抜粋したもので
楳図による自筆の絵コンテがまたえらく面白い。
こう汲み取って欲しいというメッセージまでが添えてあって
楳図監督がいかに本作に意気込んでいたかが良くわかる内容だった。
ファンにとってはこの上なく貴重な1冊でDVD本編以上の価値がある。
▼今日のエンディング
映画で使用された谷村美月版はこちら。
僕の楳図作品との出会いは
中学生の頃に図書室に
置いていた「漂流教室」が
初めてで、当時は図書室で
「寄生獣」と一緒に熱心に
読んで過ごしてました。
その後に「おろち」や「洗礼」
「わたしは真吾」「神の左手」
と主要な楳図作品は一通り
愛読して育ってきたので
今回の訃報を聞いたときは
深い喪失を感じましたね…
楳図作品の映像化作品の
紹介記事を忍さんのブログでも
昔から読んでたので
最後まで映像化に報われた
作品がなかったのは残念ですが
遺してくれた数多の名作に
感謝しながらご冥福を
祈りたいと思います。
「漂流教室」と「寄生獣」と一緒っていうのは
なんだかわかる気がします。
私が「寄生獣」にハマった理由が
ni.oさんのコメントでわかったような気がします。
楳図さんのように、連載開始前にもう最終回のプロットが出来上がっていて
そこに目がけて描き始めるっていうのは
人気次第で引き延ばされたり短縮されたりする
現代の作家さんにはなかなか許されないことかもしれないですね。
「わたしは真悟」や「14歳」のような作品は
変に縮めたりすると成立しませんから。
短期間で結果を出さなければならないとなると
設定を奇抜・過激にするか序盤からイベントが頻発するような
作り方にならざるを得ませんし
そうすると作家性を最優先するのはなかなか難しくなるのかなと思います。