2018年6月17日、フランスに来て19日目の旅行。ビール党の私にとってシャンパンにはあまり関心はなかったが、旅のいい思い出となった。
Airbnbで予約したランス郊外のワイン農家の家を発って向かったのがエペルネーのモエ・エ・シャンドン。朝一番の10時半からの見学ツアーに事前予約しておいた。試飲後はブルゴーニュ地方のワイン街道に向かった。
それではモエ・エ・シャンドンでのカーヴ見学やシャンパン試飲体験などをシェアしますのでよろしくね!
シャンパーニュ地方⇒ブルゴーニュ地方へのドライブ・ルート
- 距離:394km
- 時間:3時間47分+
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シャンパーニュ地方で農家に宿泊
宿泊したのはランス(Reims)から15kmほど西にあるヴァンダイユ。(Vandeuil)という小さな村のぶどう農家。 写真の右手にはぶどう畑の丘陵が広がっている。
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リビングに置いてあるシャンパン
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今日一日、お疲れさまでした。乾杯! ウェルカムドリンクと思って部屋に合ったシャンパンを飲んでしまったよ!
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残念・・・やっぱり宿泊代には含まれていませんでした。翌朝精算。
この記事を書くために調べたところ、この農家のホームページがあったよ! なんとフルネーズというブランドを製造・販売する農家でした。
ぶどう畑を走ってエペルネー(Epernay)へ
ヴァンダイユからエペルネーへはぶどう畑の半ば農道みたいな道を走った。
展望スポットに車を止めてぶどう畑の丘陵を撮る
シャンパーニュの丘陵・家屋・地下貯蔵庫群は世界遺産。この丘陵地帯も世界遺産の一部。
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周囲はモエ・エ・シャンドンのぶどう 畑
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モエ・エ・シャンドン本社のカーヴ見学と試飲
エペルネーはこんな街
- シャンパーニュ地方のぶどう畑の中心に位置しシャンパンの首都
- 住民一人あたりの収入がフランス国内でもっとも多い裕福な街
エペルネーの 街のメインストリート、シャンパン大通り沿いにはモエ・エ・シャンドンをはじめ名だたるシャンパンメーカーの本社が軒を連ねる。
ドン・ペリニョンの像
モエ・エ・シャンドン本社正面左手に立つシャンパンを発見したと言われる修道士 ドン・ペリニョンの像
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カーヴ見学
エペルネーの街の地下にはなんと100キロ以上に及ぶワインセラーがあり何百万本ものボトルが寝かされているそうだ。滓(カス)を瓶口に集め最後に除去する為、5~6週間に渡り瓶を人手で毎日1/8ずつ回転する。
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試飲タイムでーす!
アンペリアルのロゼと白をグラス一杯づつ試飲できる。ぶどうの収穫から販売するまでの期間は最低8年らしい。
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もう一本いかがですか?
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展示室へ
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巨大シャンパンボトルと一緒に記念撮影
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世界的デザイナー吉岡徳仁とコラボレーションしたボトル
ヴィンテージ2009とは2009年に収穫したぶどうだけで生産と言う意味。
なお、販売は収穫してから8年後の2017年。
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ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2009
- 度数:12.5度
- 容量:750ml
- 希望小売価格:23,000円(税抜)
- 販売:全国主要百貨店
ドン ペリニヨン ロゼ ヴィンテージ 2005
- 度数:12.5度
- 容量:750ml
- 希望小売価格:41,000円(税抜)
- 販売:全国主要百貨店
これで1時間半のモエ・エ・シャンドンのカーヴ見学と試飲の体験終了。エペルネーには他にも試飲できるシャンパンメーカーがたくさんある。
例えば、ドゥ・カステランヌ (de castellane) 。
ブルゴーニュ地方のワイン街道へ向かって走る
ブルゴーニュの高級ワイン街道とぶどう畑
グラン・クリュ街道(Route des Grands Crus)の標識
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ブルゴーニュのぶどう畑
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シャトー・デュ・クロ・ド・ヴージョ(Chateau du clos de Vougeot)
- ブルゴーニュの歴史のシンボルで今は憩いの場
- 12世紀初頭に修道士たちがここでブドウ栽培
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モエ・エ・シャンドン見学の予約
モエ・エ・シャンドンのHPからも予約可能だが、イベントの予約は不要なので、より簡単なこちらのサイトからがおすすめ!
ちなみに、試飲が2杯の場合は 25€。
列車でのアクセス
パリからエペルネー
- パリ東駅からエペルネーまで
- 列車で1時間20分くらい
- エペルネー駅からモエ・エ・シャンドンまでは
- 徒歩で8分くらい
パリからディジョン(Dijon)・ボーヌ(Beaune)
- パリ リヨン駅からディジョンまで
- 列車で1時間40分くらい
- ディジョンでワインツアーを利用することをおすすめ
- 半日ツアーで100€くらい
レンタカーで周遊するなら
1泊2日で可能。
- パリからエペルネー・ランスへは列車かバス
- エペルネーでシャンパンメーカーのカーヴ見学と試飲(午前)
- ランスで世界遺産のランス大聖堂見学など旧市街散策(午後)
- レンタカーでナンシーへ
- ナンシーで世界遺産のスタニスラス広場見学など旧市街散策、1泊
- ディジョンからボーヌまでワイン街道を走る(午前~午後)
- ボーヌ市街散策(午後)
- ボーヌからパリへは列車で戻る
まとめ
シャンパーニュ地方やブルゴーニュ地方のぶどう畑を走るのは実に爽快である。そして何よりもパリとは全く違い、広大なぶどう畑や麦畑を見るとフランスが農業大国という一面を肌で感じることができる。
シャンパンは特別の時以外飲んだことはなかったが、本家本元のモエ・エ・シャンドンで試飲できたことは忘れられない思い出の一つとなった。パリからでも列車やバスを利用して1時間程度で行ける距離。
みなさんも機会を作って行って見ませんか?