2022年ワールドカップ カタール大会 アジア2次予選F組初戦が9月10日(ミャンマー戦)からスタートする。そして招集メンバーは今週中に発表されるかもしれない(30日午後2時発表予定)。
その壮行試合と言うべきか、日本代表は9月5日にFIFAワールドランキング39位のパラグアイ代表と対戦する。日本の最新ランキングは33位。しかし、2019年6月のコパアメリカ大会でパラグアイはアルゼンチンとカタールに引き分けて8強に入った。なお、準々決勝のブラジル戦ではPK負け。一方、日本は予選敗退。よってこの壮行試合?ではかなりの接戦が予想される。
パラグアイとの国際親善試合に招集される五輪世代は、アジア2次予選初戦のミャンマー戦メンバーであると同時に、東京五輪代表メンバーになる可能性が極めて高い。そうした意味でオーバーエイジ選手も含めてどの選手が招集されるのか非常に興味深い。
8月20日、森保一監督は「パラグアイ戦とミャンマー戦のメンバーについて若手の比重を高めた編成」を示唆した。パラグアイ戦は、あくまで親善試合。勝つことも大事だが、ミャンマー戦で勝利するためいろいろなシナリオをテストして欲しい。
それではパラグアイ戦の代表メンバーを予想しましょう。
パラグアイ戦日本代表メンバー予想の選定基準
おそらくW杯ミャンマー戦のメンバーを想定した上でコパアメリカ大会のメンバー選定を行ったと思われる。そこで次のような選定基準でもって代表メンバーを予想した。
- コパアメリカ大会招集メンバーから消去法でメンバー選考
- 不足分はトリニダード・トバゴ戦とエルサルバドル戦メンバーから選出
なお、パラグアイ戦メンバー発表会見では、9月2日(月)から9月11日(水)まで北中米に遠征するU-22日本代表メンバーも発表される。試合期間が重なるので若手のパラグアイ戦代表メンバーに影響が出そうだ。
パラグアイ戦代表メンバー予想
- コパアメリカ戦出場メンバーの出場時間を数字で表示
- 予想欄の〇印がパラグアイ戦の召集メンバー予想
コパアメリカ大会の
- 第1戦:チリ
- 第2戦:ウルグアイ
- 第3戦:エクアドル
選手名 | 1戦目 | 2戦目 | 3戦目 | 予想 | |
GK | 川島 永嗣 | 90 | 90 | x | |
小島 亨介 | x | ||||
オビ・パウエル | 〇 | ||||
大迫 敬介 | 90 | 〇 | |||
D.シュミット | 〇 | ||||
DF | 立田 悠悟 | 4 | x | ||
冨安 健洋 | 90 | 90 | 90 | 〇 | |
岩田 智輝 | 86 | 90 | 〇 | ||
畑中慎之介 | 〇 | ||||
室屋 成 | 〇 | ||||
昌子 源 | 〇 | ||||
菅 大輝 | x | ||||
杉岡 大暉 | 90 | 90 | 90 | 〇 | |
植田 直通 | 90 | 90 | 90 | 〇 | |
板倉 滉 | 90 | 87 | 〇 | ||
中山 雄太 | 90 | x | |||
MF | 原 輝綺 | 90 | x | ||
久保 建英 | 90 | 8 | 90 | 〇 | |
安部 裕葵 | 25 | 66 | 19 | 〇 | |
柴崎 岳 | 90 | 90 | 90 | 〇 | |
三好 康児 | 25 | 82 | 71 | 〇 | |
堂安 律 | 〇 | ||||
伊東純也 | 〇 | ||||
松本 泰志 | x | ||||
南野拓実 | 〇 | ||||
中島 翔哉 | 65 | 90 | 90 | 〇 | |
渡辺 皓太 | x | ||||
FW | 岡崎 慎司 | 12 | 90 | 65 | 〇 |
前田 大然 | 65 | 3 | 〇 | ||
上田 綺世 | 78 | 24 | 25 | 〇 | |
鈴木 武蔵 | x | ||||
大迫 勇也 | 〇 |
選手プロフィール
- オーバーエージは1996年12月末以前生れの選手
- A代表歴は実際にプレーしたデータ
- 2019年8月現在
シュミット・ダニエル
- 生年月日 1992.02.03
- 身長/体重 197cm/88kg
- 所属 シント・トロイデン(ベルギー)
- A代表歴 5試合450分
大迫 敬介
- 生年月日 1999.07.28
- 身長/体重 186cm/86kg
- 所属 サンフレッチェ広島
- A代表歴 1試合90分
オビ・パウエル・オビンナ
- 生年月日 1997.12.8
- 身長/体重 193cm/83kg
- 所属 流通経済大学
- A代表歴 なし
冨安 健洋
- 生年月日 1998.11.05
- 身長/体重 187cm/84kg
- 所属 ボローニャFC(イタリア)
- A代表歴 15試合1260分1ゴール
畠中 槙之輔
- 生年月日 1995.08.25
- 身長/体重 184cm/80kg
- 所属 横浜F・マリノス
- A代表歴 3試合239分
岩田 智輝
- 生年月日 1997.04.07
- 身長/体重 178cm/73kg
- 所属 大分トリニータ
- A代表歴 2試合177分
杉岡 大暉
- 生年月日 1998.09.08
- 身長/体重 182cm/75kg
- 所属 湘南ベルマーレ
- A代表歴 3試合270分
植田 直通
- 生年月日 1994.10.24
- 身長/体重 186cm/77kg
- 所属 サークル・ブルッヘ(ベルギー)
- A代表歴 7試合630分
板倉 滉
- 生年月日 1997.01.27
- 身長/体重 186cm/75kg
- 所属 FCフローニンゲン(オランダ)
- A代表 2試合178分
室屋 成
- 生年月日 1994.04.05
- 身長/体重 176cm/69kg
- 所属 FC東京
- A代表歴 9試合608分1アシスト
昌子 源
- 生年月日 1992.12.11
- 身長/体重 182cm/76kg
- 所属 トゥールーズFC(フランス)
- A代表歴 18試合1536分1ゴール
久保 建英
- 生年月日 2001.06.04
- 身長/体重 173cm/67kg
- 所属 レアル・マドリード・カスティージャ
- A代表歴 4試合210分
安部 裕葵
- 生年月日 1999.01.28
- 身長/体重 171cm/65kg
- 所属 FCバルセロナB
- A代表歴 3試合99分
柴崎 岳
- 生年月日 1992.05.28
- 身長/体重 175cm/64kg
- 所属 デポルティーボ・ラ・コルーニャ(スペイン)
- A代表歴 39試合2600分3ゴール5アシスト
三好 康児
- 生年月日 1997.03.26
- 身長/体重 167cm/64kg
- 所属 ロイヤル・アントワープFC(ベルギー)
- A代表歴 3試合189分2ゴール
堂安 律
- 生年月日 1998.06.16
- 身長/体重 172cm/70kg
- 所属 FCフローニンゲン(オランダ)
- A代表歴 15試合1084分3ゴール2アシスト
伊東 純也
- 生年月日 1993.03.09
- 身長/体重 176cm/68kg
- 所属 KRCヘンク(ベルギー)
- A代表歴 14試合531分2ゴール
南野 拓実
- 生年月日 1995.01.16
- 身長/体重 174cm/68kg
- 所属 ザルツブルク(オーストリア)
- A代表歴 14試合1040分5ゴール3アシスト
中島 翔哉
- 生年月日 1994.08.23
- 身長/体重 167cm/62kg
- 所属 FCポルト(ポルトガル)
- A代表歴 13試合748分4ゴール3アシスト
前田 大然
- 生年月日 1997.10.20
- 身長/体重 173cm/67kg
- 所属 CSマリティモ(ポルトガル)
- A代表歴 2試合68分
岡崎 慎司
- 生年月日 1986.04.16
- 身長/体重 174cm/70kg
- 所属 マラガCF(スペイン)
- A代表歴 119試合8042分50ゴール13アシスト
上田 綺世
- 生年月日 1998.08.28
- 身長/体重 180cm/72kg
- 所属 法政大
- A代表歴 3試合126分
大迫 勇也
- 生年月日 1990.05.18
- 身長/体重 182cm/71kg
- 所属 ヴェルダー・ブレーメン(ドイツ)
- A代表歴 43試合2581分14ゴール4アシスト
2019年度の日本代表日程
- 9月10日 2020W杯アジア2次予選 ミャンマー戦
- 10月10日 2022W杯アジア2次予選 モンゴル戦
- 10月15日 2022W杯アジア2次予選 タジキスタン戦
- 11月14日 2022W杯アジア2次予選 キルギス戦
- 11月19日 キリンチャレンジカップ2019 未定
- 12月10日 E-1 サッカー選手権 中国戦
- 12月14日 E-1 サッカー選手権 香港戦
- 12月18日 E-1 サッカー選手権 韓国戦
なお、E-1選手権は国際Aマッチデー期間の開催でないため欧州で活躍している選手を招集するのは困難である。その為、RCストラスブール所属の川島 永嗣選手やJリーグでプレーするベテラン選手はE-1選手権に召集されると推察。
おわりに
2020年W杯アジア2次予選の直後には2020年には東京五輪が控えている。JFAは東京五輪で男女メダル獲得を目標に掲げているが、そのためにはアジア2次予選を東京五輪メンバー主体で戦えるのが理想。幸い2次予選の組み合わせ抽選に恵まれた。
グループF組の最新FIFAワールドランキングは、
- 日本 33位
- キルギス 95位
- タジキスタン 119位
- ミャンマー 135位
- モンゴル 187位
このような国との対戦なら十分に若手主体で戦える。つまり、アジア2次予選は若手主体(2017年1月1日以降に生れた選手)15名+オーバーエイジ候補8名(1996年以前に生まれた選手)で勝利するのが理想(現実的には無理?)。
オーバーエージ候補はポジション別に2~4人が招集されるだろうが、今回はアジア2次予選の初戦という事で多めに選んだ。東京五輪に向けて日本A代表監督と日本五輪代表監督を兼任するメリットがメンバー選考において最大限に活かされそうだ。
次はそのメリットをアジア2次予選(2019年9月~2020年6月)全勝と東京五輪メダル獲得に活かしてもらいたい。
大いに期待しよう!
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