長命寺から車を走らせ30分、
西国第32番札所 観音正寺
(かんのんしょうじ)
一番下からあがると1200段。
「なるほど、なっとく。」
のお言葉が書かれた33枚の札が
1から順番にかけられています。
自分の日頃のあり方と
一文、一文、照らし合わせながら
ゆっくりと歩みを進めていきます。
24番
『 最も幸福な人はいつも行動している人である 』
つきましたーっ!
うわ~なんて気持のよいところ !
「今日は、このお寺に行ってみたい !」
といつも思いつきで巡っていて
正式な巡礼とはほど遠いですけれども
西国三十三所めぐりがとっても楽しいです!
心身ともにますます健康になるし
新しい体験、楽しみがどんどん増えていきます!
観音正寺は聖徳太子が開基となるお寺です。
境内から行き交う東海道新幹線を楽しむことができます。
乗り物が大好きなのでテンションあがります!
いざ、本堂へ。
奉納のぼり旗が大きくてかっこいい!
めっちゃお水がきれいな蓮池。
観音正寺の境内は
に長居したくなる場所がたくさんあります!
どこもかしこも気持が良い!
「えっ?抱きついちゃってよろしいです?」
台風で倒れたヒノキの木。
節がちょうど『33ヶ所』あるということで、
本堂再建の際に使用されたのだそうです。
観音正寺は平成5年に突然の火災によって
本堂・ご本尊が全焼しています。
再建にあたり、
観世音菩薩の彫像には白檀をもちいるとよい。
白檀の香りによって我々人間の
日頃の穢れを滅除することができる。
という経典に従うために
20回以上インドに渡って
入手困難の白檀の輸入許可を得たのだそうです。
輸入した約1200本の白檀のうちの一本。
このストーリに心打たれて
この白檀の原木の前で
あれこれ語り合ってしまいました。
仏師・松本明慶さんが7年かけて造立。
お寺の方が、
ご本尊ができあがるまでのことを
いろいろ教えてくださり
「ありがたみ」が増しに増しました。
消失前のご本尊は立像で秘仏だったそうです。
ご住職でさえ、一生に一度、
お目にかかれる程度だったそうで、
平成16年に再興してからは
常時拝観できるようになりました。
内陣特別拝観もしてきました。
白檀の香りに包まれながらの白檀観音御身拭い。
私も晋吾さんも目にうっすら涙。
「!?何現象!?」
「なにが起きてるの!?」
白檀バワーおそるべしっ。
ご本尊さまがあまりにも心地よすぎて
なかなか離れることができなくて
閉門時間がせまっていることに
まったく気が付きませんでした。
ご本尊彫刻時に出たという
白檀の粉末が配合されたお香、
『 御本尊分身香 』を購入してごきげんようです。
~ ゆるり 西国三十三所 観音巡礼の旅 ~
今日で、14所/33所です。