こんにちは、一昨日の続きを。
今年の診療報酬改定が決定し、この6月からスタートしますね。
以前でしたら、クリニックにかかわっている部分のみ理解できれば充分でしたので、
2年に一度、さまざまな機会、さまざまな方による、恒例の“診療報酬改定解説大会“には、全然興味がありませんでした。
むか~し、地方銀行が開催してくださった研修会に参加したことがあるのですが、
「馬の耳に念仏」とはよく言ったもので、(「猫に小判」「豚に真珠」とも?)
講師の方が何を話されているのか、私には全くわかりませんでしたし、わかろうともしていませんでした。
それが、今回、医療経営士1級取得のために勉強したことで、
「ああ、それね」「へえ~、そう変わるんだ」などと、理解できるようになっていました。
自分ながら、びっくりです! いっぱしの医療関係者になった気分です!
しかし、病床がある病院の医療従事者の方でしたら、ごくごく当たり前のことなのですよね。
あるいは、きちんと2級や3級を勉強した方なら、理解できることなのでしょうが、
なにせ、マークシートだから…、といい加減な勉強しかしていなかった私です。
そこで、私のような無床診療所や、他業種の方にとって、1級の勉強の中で何が一番理解できにくいのか、と言えば、
それは有床病院に関する内容ではないかと思いますが、いかがですか。
「〇〇病床」「〇〇病棟」「〇〇入院料」「DPC」「7対1」…などなど。
それらの定義や違いや関連性など、一度きちんと整理しなくては、1級では通用しないと思いました。
ところがです。
以前にもお話しましたが、こんなこと、どなたかに教えてもらえば、すんなり理解できる事だと思うのですが、
私自身は、独学でしたので大変でした。
初級・中級と大変お世話になりました! いつものように必要な部分をバラバラにしてファイリング
利用したのは、下記の通り。
・「なるほど、なっとく医療経営Q&A60」初級 長 栄一郎 著
・「なるほど、なっとく医療経営Q&A60」中級 網代祐介・山崎真一 著
・「DPC点数早見表」 医学通信社編集部
・「令和4年度診療報酬改定の概要」厚生労働省
・ネットでその都度調べる
私の場合、文字で残しておくことが絶対必要なので、
「DPC」ファイルと「令和4年の診療報酬改定」ファイルを作って、資料を綴じていきました。
そっけないけど中身は厚い! 熱い?
「DPC点数早見表」では、実際の病名がどのように枝分かれして、どこに分類され点数化されるのか、
例題で練習した後、自分で知ってる病名を分類分けし点数化したりもしました。
また県内外の実在する病院の病床数、診療科、職員数、患者数、などを調べ、
病院の規模によって、どんな施設基準等を届け出ているか、医療機関別係数はどうか、
などを比較しイメージしていきました。
何度もお話しますが、これらは有床病院では当たり前の内容なので、1級の試験には直接出題される部分ではないですが、
とにかくこの部分が理解できていないと、話にならないと思ったのです。
今まで面倒で手をつけず、放置してきた知識の空白部分が埋まっていくのは、
ほんの小さなことでも嬉しかったですね。
HPから出してきた「ある病院の施設基準」 他の病院と重複する内容に色分けして○つけしたり…
つづきはまた明日にでも。