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ご高齢の男性とマイバッグ

2024-03-24 | 日記

こんにちは。

いつもお買い物に行く小さな商店で、当院に来られている「ご高齢の男性」をお見かけました。

  コロナ禍以来、外出時はマスクをしているので、お互い分かりにくいだろうと、

  余程の知り合いではない限り、だんだん挨拶をしなくなっています。

  (失礼をしていたことがありましたら、すみません…。)

その方は、昔教師をされていて、今はこの近くに一人住まい。

1ヵ月ぐらい前にも、お会いしていました。

 

その時は、会計が終わって私が荷物をマイバッグに詰めていると、横にやって来られて、

「それ便利だね、そういうのはどこに売ってるん?」と尋ねました。

その小さな商店にはないので、「○○や○○にあると思いますよ」って答えると、

「そうか、ありがとう」と、ご自分は、その時買ったビニール袋に商品を詰めていました。

       

        小さく持ち歩いているマイバッグ(いただきものばかり!)

 

そして、車で帰っていると、その方がちょうどお家に入っていくところでした。

私は急いで車を停め、買った商品を助手席にひっくり返して、マイバッグだけを持って、その方に走り寄りました。

「これ、デパートの付属品でいただいたもので買ったものではないので、よかったら使ってみて下さい」

「○○さんですよね、存じ上げています」って、不審者だと思われないように、そうお伝えしました。

すると、「はあ、そうですか、ありがとうね」って、嬉しそうに受け取って下さいました。

 

ちょっとしたマイバッグって、よく何かの「おまけ」でもらえるものなので、

その方が急いで買いに行かなくて済むかなあと、軽い気持ちでした。

 

そして、昨日またお会いしたのです。

ちょうど、会計が済んで袋に入れていらっしゃるところでした。

私は、今回は「こんにちは」ってごあいさつしました。

すると、その方も笑顔で「こんにちは」って、以前同様、私には全くお気付きにならないままで。

そして、以前同様、その時お店で買った白いビニール袋に商品を詰めていました。

 

その男性には、近くに住んでいるご子息や家族がいらっしゃいます。

「買物時のマイバッグぐらい、持たせてあげたらいいのになあ…」と思っていましたが、

ふと…、

私が心配しなくたって、そんなのはいくらでもお持ちなのだ、

逆に、その方が無事にこうして一人暮らしできているのは、ご家族がしっかり見守っていらっしゃるからこそなのだと。

心の中で、ご家族に申し訳なかったなあ…と、一人反省しました。

 

「バイアスがかかる」とよく言いますが、

日々、「心をピュアに、平静に保って、正しい目で判断しないといけないな」と思った出来事でした。

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