みなさま、こんにちは。
以前、私の大好きな番組、BS日テレ「小さな村の物語 イタリア」のお話をしましたが、
その番組でいつも感心するのは、中には何百年も前に建てられた昔の家でありながら、
とても美しく整理整頓されたお家で暮らしていること。
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一人暮らしの高齢者であってもしかり。
日本の高齢者の一人暮らしの様子を、時々TVで見ると、部屋の中はさまざまな物で溢れています。
私の母もそうでしたが、納めたところを忘れてしまうから、探さなくてもいいように出しっぱなしにする?
そもそも日本人は持ってる物が多いのか?
奥様が亡くなって1人暮らしをしている、90歳代のイタリア人男性の日々の暮らしの放送回。
お部屋には小さな絵が飾られ、家具や調度品に統一感があって、小さいながらも素敵なお家です。
そして、ビスケットとエスプレッソの簡素な朝食を終えたら、毎日必ずベッドメーキング。
ゆっくりした動作ですが、きちんと下のシーツのしわをピッと伸ばし、布団や枕を整えて、最後にベッドカバーを掛ける。
わあ~、すごい!
その丁寧さに感激すると同時に、いい加減な自分流ベッドメーキングが恥ずかしくなりました。
お昼ご飯の時も、晩ご飯の時も、必ずテーブルクロスにマットを引いて、ナイフとフォークをそろえてから食事。
この男性に限らず、どの家庭でもそんな食事風景なのを見ると、文化の違いを感じます。
また、古くからあるものを大事にし、丁寧に暮らす考え方が根付いているのだと思いました。
ところで、イギリス人男性と結婚して、当地で暮らしている知人に聞いた話。
イギリスでは、幽霊が住んでいるような古い家ほど、すごい価値があるのだと。
そのお宅では、夜中にビクトリア朝のドレスを着た女性が、時々出て来ると言われていました。
東洋経済オンライン
JTC
こんなご婦人たちでしょうか?
それを聞いたのが、夕食後古い暖炉を囲んでいた時でしたので、背筋がぞっとしたのを思い出します…。
でも、「イギリス人は幽霊と共に、仲良く暮らしているのよ」と、お二人とも平気でした。
ゴーストと幽霊の雰囲気って、違うのかな~?
とにかく、古いものを大切にし、不要なものは購入しない。
簡素でありながらも、センス良く心豊かに暮らしているスタイルに、私たち日本人は反省すべき点がありそうですね。