12/31～1/1

大晦日に紅白歌合戦を見ていました。　　乃木坂もエレファントカシマシも竹原ピストルも区別が出来ない！

顔も同じに見えるし歌詞もメロディも聞いた途端に忘れます。　でも刹那刹那を楽しんでいたのです。

 

１０時ちょっと過ぎ夫が部屋からよろよろと出てきてＴＶの前の大型ソファに座った途端ソファごと倒れました。彼は私より２０ｃｍ背が高く、体重も２５ｋｇ以上私より重い！

顔が赤いので額に手を当てると熱い。　それなのに手は冷たい。　助け起こそうにも非力の私には無理。

 

迷惑とは思ったもののナースステーションに電話をしました。看護婦さんと生活サービスの職員の方がすぐ部屋に来てくれました。

熱は３８．９度、血圧は上が７０。

 

「今夜はケアセンターでお預かり（？）しましょう」と、車椅子を持ってきて二人がかりで夫を抱え起こし連れていってくれました。

日頃の夫の状態から重大な事態ではないと考えられたし、行き届いた対応をしていただけると思えたので、安心をし紅白の続きを鑑賞。

 

翌朝（１月１日）、ケアセンターから電話で「状態が落ち着きましたから午後にはお部屋に戻れます」と。

「出来ましたらそちらで１週間くらいお預かり頂けないでしょうか」と私。

「申し訳ないけど（？）お返しいたします」だって！

 

内科医の先生も診て下さり、適切な処置をとって頂きました。　

常日頃「あちらが悪い、こちらも・・・・・」と検査の結果の「異常なし」に納得せず、訴え続ける夫に閉口気味の私にとっては久しぶりにリラックス出来た大晦日でした。

多分　あちらの病院、こちらも・・・・・と頑固にさまよい過ぎの心身共の疲れだろうとは私の診断です。

大晦日もお正月も食欲は衰えず沢山食べれますから私は心配は殆どしません。　とはいっても倒れた夫を助け起こせないので途方にはくれます。

 

こんなとき、ケア、病院つきの高齢者（老人とは書きたくない！）施設に入居をしていて本当に良かったと思いました。

 

 

昨秋、神奈川創元会に出品をしトップの県知事賞を取った１００号「残影」というタイトルの夫の作品。アクリルやパステル、ジェッソなどが使用してあります。

六本木で開かれた本展では昨年平入選でしたから、多分そちらでも今年は「平」ではない賞が欲しいのでしょうけど・・・・・。

 

毎日「もう筆も持てない」とか「もう長くは無い、気力も体力も無い」などと愚痴を言いながら、戴いたゴデバのチョコレート（５０００円）半分をあっという間に　ちょっと目を離したすきに食べてしまった夫！

 

 

　

 

 

 

私も愚痴を書いたから過去の夫の作品もＵＰしておきます。