昨日のつづき
一徹もそうだけど、私
私こそ高松とお別れ出来ないと思っていたんですよ
18歳から住んで30年
両親と過ごした年月よりも遥か長く暮らした街
愛着が強くて
「この部屋を出る? ここ以外で暮らす?? 有り得ない!!」
と思っていたマンション
一生使うものだからと、選び抜いた家具や生活雑貨の数々
11月29日18:05発 高松→直島 最終便
フェリーの屋上で涙がハラハラハラハラ....
無意識に声に出して
「ありがとう ありがとう高松」
と言っていました
スリングに入ってる一徹も
いつになく神妙な面持ちで遠ざかる夜景を見ています
高松の夜景が遠くなり
寒くもなったので客室に戻りました
翌朝、一徹と暗いうちからお散歩へ出かけました
不思議なことに
高松の‘た’の字も浮かばない
一徹も、あれほどつまらなさそうに歩いていたのに
「次はどっちに行こっかなぁ~??」
と言わんばかりに交差点で迷ってみたりして
完全に楽しんでいます
5日の月曜日は定休日
高松へ行ってお引越しの準備!!
「1週間ぶりに大好きなマンションで、my bedで眠れるんだ!!
一徹ぅ、マンションで寝られるんだよぉ~!!」
と、ワクワクすると思っていたのに何んと
「あぁーあぁー、大儀ぃなぁ~
」
2便もフェリーを遅らせて仕方なく高松へ行きました
13年間愛して住んだマンションが
不思議
全く別の感情... 無機質な... 何んなのコレは???
上手い表現が見つかりませんが
愛着・執着の心は消え去っていました
「出来ることなら今日で完全に引っ越してしまいたい」
そんな風にさえ思えました
もっと不思議(?)だったのは一徹
「何んか覚えてるような... ここはどこ??」
落ち着かず、今まで住んでいたとは思えないぎこちなさ
家の中も変わってしまったので仕方ないのかな??
居心地悪そうでした
私はこんなに切り替えが速かったっけ??
一徹も、こんなに順応性が強かったっけ??
ボクのおうちはここ(直島)でちから
本当にそう言ってるみたいなんです
実家では私の姿がちょっと見えないと
すぐにパニックになって泣くように吠えて探しまくって大変だったのに
一昨日の夜なんて
「一人で寝るもん」
とでも言うようにリビングのソファで朝まで寝てたんですよ
これには私も両親もビックリ
どうせすぐ、階段の下で泣くだろうと思ってたのに...
逞しいね、一徹クン
ママもじぃじもばぁばも驚いてるんよ
これからゆっくりと‘島暮らし’を楽しもうねっ
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