『tokotoko』

Fortune comes in at the merry gate.

『馬場のぼる+井上ひさし+長塚圭史++++=』

2012-01-26 | 立ち直っていく、という時に。
昨日、紀伊國屋サザンシアターにて、

馬場のぼる原作、
井上ひさし作、

長塚圭史さん演出の、
『十一ぴきのネコ』を、観てきました

面白かった~

最後・・・だけれど、
そこまでに、充分な面白笑った貯金があったので、
大丈夫でした。





馬場のぼるさんといえば、
みんな小さな頃、たくさんお世話になった絵本作家さんだと思います。

『11ぴきのねこ』も、あほうどり、ぶた、ふくろのなか・・・いろいろあったし、
五助じいさんのキツネとか、ぶどう畑のアオさんとか・・・

 



井上ひさしさんといえば、

まだ、東京に来る前、学校をかけもち()していた頃、
お世話になった劇団で、いくつもいくつも読まされた戯曲を思い出します。

大事な友達が、はじめて舞台にたった時の作品も井上さんの作品でした。

『舞台にたちたい』と言うだけで何年もかかった彼女が、
そこから稽古をくりかえし、実際に、演者として声を出したとき、
それを観たとき、震えたのをおぼえています。

 



長塚圭史さんの舞台を観るタイミングというのが、
いつも、何かが『変わる』時な気がします。

今回・・・も?

   



音楽/宇野誠一郎/荻野清子

宇野誠一郎先生といえば、「アイアイ」かな
あと、「一休さん」





荻野清子さんは、
最近でいうと「ステキな金縛り」や、「リタルダント」「ナサケの女」・・・

 



舞台から映画、ドラマ、そしてCMまで(日本ハムシャウエッセン・積水ハイム ほか)
幅広く活動されています。

ピアニストとしても、その腕は確かで、
今回も、舞台のすみで、荻野さんの『生』の演奏と『声』が聴けます。

才能ある努力家さんです。
笑顔が、とっても素敵です



キャスト

天晴れ指導者のにゃん太郎/北村有起哉

北村さんといえば、私の場合、
「長州ファイブ」とか「パイパー」とか。

 



穏健温和仏のにゃん次/中村まこと
旅廻りのにゃん蔵/市川しんぺー

中村さんと市川さんといえば、
フォークデュオ『罪と罰

生で出会ってほしいです



徴兵のがれのにゃん四郎/粟根まこと
粟根さんは、劇団☆新幹線の舞台で。

  



軍隊嫌いのにゃん吾/蟹江一平
蟹江さんは「陸に上った軍艦」





木天蓼のにゃん六/福田転球

転球さんといえば。
後藤さんと一緒だった「更年期症GIRL」とか、
長塚さん演出の「荒野に立つ」

 



逆恨みのにゃん七/大堀こういち

大堀さんは、フォークシンガーとして出された、
『小象のひとりぼっちの四畳半コンサート第1集 小鳥』を、聴いてほしいです





猫撫で声のにゃん八/木村靖司

木村さんといえば、
昨年、勘三郎さんが体調不良で降板されてしまった、
ラサール石井さん演出(出演)の『ペテン ザ ペテン』に。

舞台だけでなく、いろんな場所でおみかけします。
猫撫で声・・・最高でした





猫舌のにゃん九/辰巳智秋

今回の舞台は、みなさん、すごい運動量なのだけれど、
劇団ブラジルの辰巳さん、汗を飛ばして、走っていらっしゃいました。
迫力でした



紙袋のにゃん十/田鍋謙一郎

にゃん九後ろに立つと、すっぽり隠れてしまう、
その小柄なからだが、すごく印象的でした



猫糞のにゃん十一/山内圭哉
山内さんも、後藤さんの「Piper」の舞台で。



HPを開くだけで笑っちゃうんですけど



鼠殺しのにゃん作老人/勝部演之

勝部演之さん・・・という名前を知らない内から、
小さい頃から、そのお顔はTVで・・・。

吹き替えもたくさんなさってるんですよね。
『声』が、ものすごく印象的です。
あ・・・顔も・・・



子供も大人も楽しめる舞台です。

小さい時、はじめて舞台を観に行った時、
役者さんたちが客席まで降りてきて、私のすぐ近くに・・・

びっくりして、笑って、泣いたことを思い出しました

東京の公演は、今月いっぱいです。
当日券・・・あるのかな?
問い合わせてみてください

心に残る作品になると思います
ぜひ!!!