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我が心の俳句とか徒然 〜祖谷馬関〜

「歩行(かち)ならば杖突坂を落馬哉」 芭蕉

7月も押し詰まってまいりました。
獅子座生まれの馬関は、いよいよ生誕記念日が近づいてきた感があります。( ^_^)/~~~

こうなると思い起こすのは亡き母のことですが、先日、空き家となった両親宅の荷物を整理していたところ、母の引き出しから大量の古い写真が出て来ました。(^。^)

もちろん白黒写真で、現在のL版サイズの1/4くらいしかない、極小写真でしたが、そのまま自宅に持ち帰って、アルバムに整理しました。(^-^)

大半が母の若い頃の写真で、おさげ髪の制服姿をはじめ、おそらく独身時代のワンピース姿、そして、謎の男性とのドライブデートの写真、、、おぉっ、よく見ると頭髪フッサフサの父ではないか!、、、!(◎_◎;)

以降、親戚のおばちゃんも若いし、亡くなった爺ちゃんも未だ中年のおじさん姿で老人じゃないっ!(^_^)

写真の束の最後に、赤ん坊の僕を抱く親父が出て来て、、、やられたっ、、、思わず感涙しました。m(__)m

父母の人生にも、僕の知らない若い頃があり、その思い出を、母は晩年まで大切にしまっていたのでしょう。(^。^)

若い二人の幸せそうな場面を垣間見ることができ、息子の僕も、ほのぼのとした気持ちになりましたね。
いやぁ、実家を片付けに行って良かった!(^-^)

さて、気を取り直して、「笈の小文」より、今日の一句。( ; _ ; )/~~~

歩行(かち)ならば杖突坂を落馬哉」 芭蕉

これまたシュールな感じのする一句ですね、、、落馬に至る理由が分かんない。m(._.)m

「ならば」という繋ぎ方も、歩くのと落馬が結び付かない原因かもしれません。(^_^)

(句意)
歩いて上れば杖を突いて登る峠道を、なまじ骨惜しみなどして馬に乗って上ったばかりに落馬しちゃった。季語も入らず、芭蕉には珍しい駄作の一つ。

(解説)
俳聖松尾芭蕉が貞享4年(1687年)に江戸から伊賀に帰る途中、馬に乗ってこの坂にさしかかったが、急な坂のため馬の鞍とともに落馬したという。 そのときに詠んだ季語のない有名な句である。 宝暦6年(1756年)村田鵤州が杖衝坂の中ほどにその句碑を建てた。

へぇ〜、いわって大事だね。🕊

「駄作」と決め付けてるのが、痛快!、、、季語なんてないのも自由でいいですよね!!(◎_◎;)

ここまで尖った形で脱線できる芭蕉翁、、、素敵なロックンローラーですね!(^-^)

というわけで、及ばぬ馬関より、返句を献上。( ^_^)/~~~

 「夏座敷埋もれし写真に落涙す」 祖谷馬関

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