近畿地方の南海上を足早に北東へ向かう進路ですから、東海・関東方面の方々は特にご注意ください。( ; _ ; )/~~~
現在の予報では、明日の日中、伊豆半島の西側、すなわち駿河湾の奥に上陸する勢いです。m(__)m
そう言えば、三年前の十月にも、台風19号が夜間に伊豆半島南部に上陸、その後、関東から東北にかけて進み、各地に甚大な被害をもたらしました。!(◎_◎;)
駿河湾に注ぐ狩野川も、昭和33年の大洪水をはじめ、災害履歴の多い河川ですから、厳重注意を払ってくださいね。(^_^)
さて、「笈の小文」より、今日の一句。
「春の夜や籠り人ゆかし堂の隅」 芭蕉
籠り人は、こもりど、と読むそうです。
春の夜とありますが、もしかすると、奈良のお水取り、二月堂のことでしょうか。(^。^)
調べてみましょう。(^-^)
(句意)
春の夜、籠りの人が、灯明も幽かなお堂のほの暗い片隅で、黙然と祈りを捧げている。その光景は何ともいえず艶で、心ひかれるものがある。
「初瀬」との前詞がある。奈良県桜井市初瀬であり、平安朝以来全国的な信仰を集めた長谷寺観音の所在地である。
長谷寺の籠り人には「源氏物語」の玉蔓をはじめ、平安時代以来の物語、日記に登場している女性も多い。そのイメージを眼前の籠り人に重ね合せてゆかしみ、その光景には春の夜の情調がしっとりと漂っている。
長谷寺の籠り人には「源氏物語」の玉蔓をはじめ、平安時代以来の物語、日記に登場している女性も多い。そのイメージを眼前の籠り人に重ね合せてゆかしみ、その光景には春の夜の情調がしっとりと漂っている。
奈良は奈良でも、紫陽花でも有名な「長谷寺」でした。長谷寺は初瀬山の中腹にあるんですね。m(._.)m
では、馬関より、謹んで返句献上申し上げます。(^-^)
「立ち呑み屋涼みに寄りて五つ半」 祖谷馬関
ちなみに、五つ半は、夜9時〜10時頃です。( ^_^)/~~~