一つのテーマや場所について、72時間、テレビカメラを回し続け、様々な人にインタビューしていく趣向の番組。もう十年も続いているそうで、今回の特集は、視聴者の投票により、これまで放送された内容について、ベストテンを決めるというものでした。(^-^)
栄えある第一位に輝いたのは、2015年冬に放送された、秋田県の「うどん・そば自動販売機」の回でした。( ; _ ; )/~~~
文字通り、うどん・そばの自動販売機が置かれた小さな町の販売店が舞台。
吹雪の中、一杯の温かいうどんを啜る父子、定期的に食べに来るカップル、独り背中を丸めてそばを楽しむ老人など、様々な人生ドラマが紹介されていました。(^_^)
それぞれの人生に刻まれたリアルなストーリー、、、何とも感慨深いものですね。(^。^)
番組の最後に、現在、あの販売店は、店主の高齢に伴い閉店した、と伝えられました。!(◎_◎;)
しかし、近くの道の駅の一角で、新装された「うどん・そば自動販売機」が人気を博し、老店主と共に元気に活躍中とあり、安堵いたしました。本当に良かった!( ^_^)/~~~
さて、「笈の小文」より、今日の一句。
「雲雀より空にやすらふ峠哉」 芭蕉
雲雀と書いて「ひばり」と読む、、、上手く言ったものです。春先の晴れた空に、ひばりが高く舞い上がって鳴いている、、、雲の中の雀、そのとおりです。(^。^)
ちなみに、雲を借りた名前に、雲丹(うに)、雲母(うんも、きらら)、出雲(いずも)などがありますね。( ^_^)/~~~
ちなみに、「雲脂」と書いて、、、「フケ」、あの髪の毛から肩口に溢れる「フケ」と読むそうです。m(__)m
(解説)
「臍峠・多武峰より龍門へ越ゆる道なり」との前詞がある。現在は「細峠」と呼ばれ、桜井から吉野への途次にある。
ふだんは空の上に聞く雲雀の声をはるか下の方に聞いた軽い驚きと、自分の立つ位置の高さの実感から生れた句である。
ふだんは空の上に聞く雲雀の声をはるか下の方に聞いた軽い驚きと、自分の立つ位置の高さの実感から生れた句である。
「空に」が、高い虚空にいる感じをよく出し、眼下に開ける広大な眺望、雲雀の囀るうららかな山間の春景色まで言外に包みこんでいる。
(句意)
空高く舞う揚雲雀よりさらに高い峠の上で休みながら、眼下はるかに雲雀の囀りを聞いている。
ハイサイ、めんそーレー、インボー🌈
確かに「雲雀より空にやすらふ」と書くだけで、雲雀と芭蕉、両者の高さの差が伝わって来ます。(^-^)
こんな表現方法があるとは、非常に勉強になります。芭蕉翁、ありがとうございます。(^。^)
と、感謝を述べつつ、返句献上。(^_^)
「夕焼けの奥の奥なる浄土かな」 祖谷馬関