癒しの樹日記

身近な情報や日々感じた事を書いていきたいです。

試練17

2024-03-15 12:05:01 | 伝えたいこと

昨日のつづきです。

 

それからしばらくして

夫はICUから一般病棟に移りました。

ずっと危篤状態だったので、トイレが付いている個室に。

 

個室ということなので、壁に2人の旅行写真や、

飼っている猫のうりまるの写真などを

ベッドから見える位置にたくさん貼りました。

 

少しでも気持ちが上がるように。

 

一般病棟の個室になった日に

看護師さんからトイレに行きたくなったら

必ず呼んでくださいと言われた夫でしたが、

トイレぐらい自分で行けると思ったらしく

独りで行こうとした時

そのままベッドの横に倒れ込んだそうです。

 

ずっと寝たきりだったので仕方ないのですが、

夫は相当ショックだったみたいです。

 

しかし看護師さんを呼ばずに、

なんとか自力でトイレをしたんた!と言ってました。

 

ペットから2〜3メートル先のトイレまでの往復に

数十分かかったそうです。

 

汗だくで大変だったと言ってました。

 

いや、呼べ!看護師さんを!と思いましたが

本人はなんとしても早く家に帰りたいと頑張ったらしいです。

 

その数日後からだったかな?

リハビリが始まりました。

 

病院に行くと、夫が車椅子に乗り今からリハビリに行くところでした。

 

私と友人はそれを見送りながら、思い出していました。

 

三田市民病院のICUに夫が入っていた時

看護婦長から言われた言葉を。

 

夫の心臓の状態が回復したとしても

リハビリに半年以上はかかると。

 

それを言われたのは、義母が来る前で

夫にはまだ意識があり(義母の暴言で酷くなったので)

危篤状態の前でした。

 

その状態でも半年以上かかると言われたので、

1年以上かかるかな?と思い

私は家の近所でリハビリ施設を探して見つけてました。

 

ここならば車で毎日通えるし

私なら歩ける距離だ!と喜んでました。

 

そしてリハビリが終わる時間に戻ると

 

夫が歩いて病室に戻ってきていました。

 

私「え?なんで歩いてる?」

 

夫「ああ、歩けるようになったよ!

行きは看護師さんが車椅子用意してくれたから乗ったけどね」

 

私「大丈夫なん?」

 

夫「大丈夫だよ〜^o^」と

 

聞いてたのと違う

 

ちゃんと歩けるまで長くかかると思ってましたが、

というか言われてましたがなんか普通に歩いてるし。

 

そこからの夫の回復は、ありえないくらい速い!

 

普通が自転車レベルとしたら

夫は飛行機レベルくらいに

 

そのせいか病院では看護師さんから

「奇跡の人」と陰で呼ばれてたみたいでした。

 

何人かの看護師さんには

三途の川を見たかを聞かれてました。

 

そして歩けるならば個室は要らないなとなり

4人部屋に移りました。

 

友人いわく 展開速いな!と

 

そこからは、色々な検査ばかり受けてました。

 

まず、こうなった原因が分からないからと

何故急に治ったのかも分からないからみたいでした。

 

毎日毎日検査でしたが

本人は元気にリハビリで自転車漕いだりして楽しそうです。

 

つづく

 



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