先日、ヨドバシカメラへ注文した部品が届いたので、それを使って午後から修理作業をしました。
どんな部品かというと、上の写真のとおりアルカリ電池(LRV-08)と電池ボックス(UM-520N)です。
修理対象は私が学生の頃購入したテスターで、型式はOL-64D、日置電機製の物です。
余談ですが、このテスターが私の手元へやってきたのが1972年4月6日です、したがってもうすぐ51年になる古い古いテスターです。
学生の頃はお金が無くてリグを買えなかったので、何とか自作と考えたのでしょうね、そうなると取り敢えずはテスターが必要だよねと思ったのかなと思います。
(※当時、テスターも安くなく、これを買った時も清水の舞台の心境だったと思います。)
自作の方は、何一つモノになりませんでした、無線機の組み立ては素養と経験が必要なのでした。
さてテスターの故障原因ですが、それは内蔵している積層電池です。
この時代のテスターは、抵抗値測定のため高い電圧(22.5V)の積層電池(BL-015)が必要です。
よくある話なのですが、この電池が経年劣化で規定の電圧が出なくなって、抵抗の測定値によっては零Ω調整が効かなくなっちゃいました。
テスターを買ったときに内蔵されていた積層電池が駄目になった後同じ状況に陥ったのですが、出張で東京へ行った時、秋葉原のお店(ガード下でした)で見つけて購入できました。
その電池は下の写真のとおりです、予備にと思って2個購入したんですが、今回片方が駄目になったので、新品の方を入れてみたんですが、こちらは完璧に電圧がゼロでした。
考えてみれば電池に製造年月が97年6月と書かれているので、使っていなくても完全放電してしまうのは当たり前と言えば当たり前ですよね。
もちろん、この積層電池は既に製造中止で、Web検索をしても販売しているお店は見つかりませんでした。
先日、とあるWebサイトが目に止まりました。
私と同じケースに陥ったのですが、今販売されている電池を使って対応した内容でした。
内容は、単5用の電池ケース(2個直列接続用)へ電圧12Vのアルカリ電池を2個入れて、24Vの電圧にして対応するでした。
なお、アルカリ電池(LRV-08)は単5電池ではありませんが、不思議なことに単5用の電池ボックスへぴったり収まりました、これがWebへ掲載されていた情報のキモです。
Webで検索したらヨドバシカメラで全て入手できるようなので、注文した訳です。
写真のように電池ボックスへ配線をはんだ付けをして、テスター側にもはんだ付けをしました。
(※はんだ付けが汚いのは私の腕が悪いからですので‥)
で、零Ω調整をしたらOKでした、若干アルカリ電池の方が電圧が高めですが、問題はありませんでした。
しかし、電池ボックスが積層電池のスペースにピッタリ入ったのにはビックリしました、電池を押さえる金具もピッタシです、これもキモでしょうね。
今は、OL-64Dよりも高機能なデジタルマルチメータが安価に買えるので、わざわざ古いテスターを修理することもないのですが、50年も一緒に過ごしてきたので、今や仲間ですから。
それに、テスターは電池の電圧と導通試験くらいしか使わなくなったので、OL-64Dでも充分ですし。
余談ですが、先日AH-730で1.8MHzの運用を開始して、AJDを目指していると書きました。
実は今日現在、5、6、8エリアとQSOができません。
寝る前の時間を使っての短時間運用ということもありますが、トップバンドは国内QSOであってもハードルが高いなと感じました。
ちなみにDXですが、JA以外にオセアニアが早々とゲットできました、と言っても小笠原ではありますが。
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