JP3YIB(阪南430)運用状況

JP3YIB(阪南430)の運用状況、利用者の交流の場として活用

TRIO TX-88A 修理

2024-03-01 21:19:05 | 日記
 9R-59と同時にQSYしてもらった、TX-88Aの修理に着手しました。
昔使用したTX-88Dと比べて、電源に整流菅(SU4GB) ファイナルが807 変調が6BQ5プッシュプルです。送信機の為B+当高電圧であるのでそのまま電源をいれるのが怖いため、まず外観点検から実施、はじめに目に着いたのが電源平滑用の電解コンデンサーの液漏れでした。



外した電解コンデンサーは、500V40μF×2でしたが代替がなく 少し容量が少ないですが500V20μF×2に取替ました、少し小さいので周りにスポンジをつけています。
他に外観的には部品の破損がないので、前に9R59であった電源回路の絶縁抵抗を測定異常無かったので、スライダックを使用して徐々に電圧を上昇して、各真空管のヒーターの点灯を確認しました。
ちょうど水晶(FT-238)の3.506Mhzがあったのでテスト3.5Mで15W 7Mで10Wの出力を電力計で確認しました。
他の周波数はVFO-1が使用可能確認後になります。
うまく動作したので他の部品の取り替えに進みます。
まずVFOの入力端子をTNCに取り換え。
アンテナ端子をM型に取替これには鉄板の穴の加工が大変でした。
作業途中水晶を刺したままだったので、縦横に動かしているとき、ベークライトのソケットを破損、タイトに取替ました。
次の作業はVFO-1の整備になります。
 By JA3TMJ


TRIO 9R-59 受信機の電源を入れた所 漏電ブレーカー動作 コンセント回路停電

2024-02-29 15:05:09 | 日記
 昔の友人から 昔欲しかった周波数メモリが横の9R59をQSYしてもらいました。
 私の開局時は9R-59Dだったのですが、やはり9R59には憧れていました。
友人は以前動作確認をしてOKといっていましたのでそのまま電源を入れた所、コンセント用漏電ブレーカー(30mA)が動作パソコン等停止しました。
 幸いにも家のメインブレーカー(50mA)は飛ばず良かったです。
早々に仕事で過去に使っていた、絶縁抵抗計(メガ)を取り出しコンセントの端子と、ケースの絶縁を図ったところ、0.1MΩで不良でした。何分古い受信機ですので、変圧器がいかれていたら修理不能の状態です。
 電源の一時側には、FUSE,変圧器、電源電圧切替スイッチ、電源スイッチ、サージ保護用コンデンサーで構成されているので、このうち一部の部品の不良が考えられます。
写真の部分が不良と思われる、変圧器、電圧切替スイッチ、保護用コンデンサーです、半田ごてで配線を外していき順番に絶縁抵抗を図ります。
まず変圧器の一時側の配線を外して測定、変圧器はOKですので安心しました。次にコンデンサーを外すと絶縁抵抗が良くなりました、これが故障の原因です。
故障部品はわかったのですが、500V耐圧の0.01μFのコンデンサー(電解コンデンサーではない)はあるか疑問でしたが、探しまくって形は違いますが同等のコンデンサーを取り付け修理完了です。ついでにアンテナ端子がバナナ端子ですので同軸ケーブルを加工してアンテナを繋げるようにしました。
 取説もなく使用方法もわからないまま受信テストを実施AMラジオはOK 7MhzSSBはBFO使用で復調ができましたが、QRHがひどく微調整のつまみは常時動かす必要がありそうです。
 By JA3TMJ


アンテン 144Mhz プリアンプ GPA-2020 分解

2024-02-18 22:00:56 | 日記
アンテン44Mhz プリアンプ GPA-2020 の動作試験をした所、受信信号はS9がS9+30dbにアップしたが、送信してもRy音がせずパワー計も触れなかったので中身の確認のため、分解しました。

ケースは4本の特殊ボルトで取り付けられており、特殊工具で1本は外れましたが、残り3本はいつものアルミの錆の白い粉とステンレスボルトが固着しており、びくともしないのでインパクトドライバーで緩める事に1本は成功しましたが、残り2本はボルトの頭が外れました。

写真の様にアルミの錆によりボルトは全然動きません、仕方なく出ている部分を折り、ボルトのセンターをドリルで穴を空けボルトを外す事ができました。

中身を見ると、同軸リレーが2個配列されており、プリアンプに電源を入れると2個とも動作するのが確認できました。強制に送信する回路ですが、端子をアースすれば、2個のリレーは復帰また無線機をつないでの試験でもキャリヤーコントロールはうまく動作しました。
事前のテストではうまく出力が出なかったのですが、分解後は問題なく出力は出ています。分解時だいぶ本体に振動を与えたので直ったようです??
昔の真空管式無線機の様に叩いたら直るののは不思議です。
  By JA3TMJ

アイコム IC-720A 周波数切り替え不能修理

2024-01-26 20:53:44 | 日記

 保管中の無線機を時々動作するか確認していますが、IC-720のバンド切り替えが7Mhzからリレーの動作音がするのですが、7Mhz から切り替えができない状態でした。

古い無線機の為バンド切り替えは、リレーでロータリースイッチを動かす構造で、大きな音がして順番にバンドが変わるシステムです。

バンド切り替えユニットは2枚目の写真の左側ですが、装置はこのユニットの裏面側ですので、取り外しの必要があります。

数か所のジャックを外して取り外しして、まず手でリレーを動かすと少し硬いですが爪を押してロータリースイッチが動きました。

このままで組み立てても同じ事象が発生する可能性がありますので、爪部分及びロータリースイッチの軸部分にシリコングリスを噴射して軽く動作する事を確認後組み立てました。

無線機の電源を入れバンド切り替えスイッチを押すとスムーズにバンド切り替えができる事を確認、その後各バンドとも約80W(28MHzは50W)を確認して健康診断?を終えました。

 By JA3TMJ


八重洲 FT-1011 音声出ず修理

2024-01-26 20:35:11 | 日記

 送信出力が減少して修理計画中の無線機の状態を確認しようとした所、電源は入るがスピーカーから音声が出なかった。

送信出力は100Wの無線機ですが、バンドにより差があるが20W程度で長期休養ではやはり直っていませんでした。(当たり前)

まずヘッドホーンでの接触不良を考えたが、音声出ず!! 次に裏面にある外部スピーカー端子にジャックを入れると入れる角度によって音声が出ました。

分解すると外部スピーカー端子の半田が割れて接触不良の状態でした。故障個所を含めてこの基盤の半田箇所を再半田しなおして基盤をもとの箇所に入れてテスト、音声も出てOKだったので、アンテナをつないで7Mhzを受信交信内容が聞けて修理完了です、とりあえず受信機には活用できます。

 By JA3TMJ