5/28(日)東京競馬場10Rの第73回日本ダービー(東京優駿GⅠ)をウインズ(WINS)銀座へ行って観戦した。またもや「君が代」島谷ひとみの独唱か、ナンセンスだ。一宗教一家系の特権的階層・差別的象徴「
天皇制」賛美の唄「
君が代」をスポーツに持ち込むとは。スポーツを政治に利用するのは止めて欲しい。
馬番17のフサイチジャンクの複勝¥1,000と、2-6-17と2-10-17の三連複を¥100づつ買った。結果は2-6-15(2メイショウサムソン-6アドマイヤメイン-15ドリームパスポート)だった。フサイチジャンクは11位だった。
同じく東京競馬場12Rの目黒記念(GⅡ)は馬番8のアイポッパーの複勝¥1,000を買った。こちらは2着に入り、1.8倍の¥1,800だった。
WINS銀座で(株)ターフ・メディア・システムが出している小冊子にピーター・フランクル(ハンガリー出身の数学者兼大道芸人)の勝ち組の「方程式Ⅲ」というコラムが書いてあった。「ゲーム理論」を使ってオッズと勝率の関係を解明しようという内容だ。
「ゲーム理論」は最前の戦略は何かを探る為の理論で、参加者全員が最前の戦略をとると、全員がほぼ同じ確率で勝てるチャンスを得る事ができるそうだ。勝率の均衡状態は発見者の名前をとって「ナッシュ均衡」と呼ばれている。
2004年迄の有馬記念過去19年間の単勝人気上位馬の勝率をJRA-VANデータで集計し、2005年有馬記念のオッズを重ねてみると表1のようになる。
表1ゲーム理論で見た有馬記念
人気……勝率……2005年オッズ……期待値
1……31.6%…… 1.3……31.6%× 1.3= 41.08
2……10.5%…… 6.8……10.5%× 6.8= 71.40
3…… 5.3%……11.5…… 5.3%×11.5= 60.95
4……31.6%……17.1……31.6%×17.1=540.36
5…… 0.0%……19.7…… 0.0%×19.7= 0.0
(集計期間:1986~2004年の有馬記念全19レース)
勝率とオッズを掛け合わせれば、賭けの期待値を算出する事ができるので、競馬の場合、期待値はちょうど75であればナッシュ均衡で、期待値が100を超えると有利な賭け、100を下回ると不利な賭けになるらしい。
4番人気が圧倒的に有利な賭けになる事が分かる。昨年2005年の4番人気はハーツクライで、優勝している。これがゲーム理論を応用して、オッズと勝率のバランスが良い馬券を見つける方法との事。
参考までに、表2は昨年2005年1年間の全レースでの、人気上位馬の勝率である。オッズが何倍を超えていれば有利なのかは、計算で簡単に割り出す事ができる。
表2 2005年上位人気馬のナッシュ均衡値
人気……勝率……オッズの有利不利の境目
1……33.7%…… 3.0
2……18.8%…… 5.4
3……14.0%…… 7.2
4…… 9.2%……10.9
5…… 6.7%……15.0
(集計期間:2005年1~12月の全3,450レース)
但し、より正確な期待値を算出するには、誤差の少ない勝率を把握する必要がある。過去20年間の競馬データを簡単に集計できるData Lab(データ・ラボ)をフル活用する等して、自分なりに研究を重ねる必要がある。
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