2/11(水)東京・恵比寿区民会館で行われた【「天皇在位20年」を祝わない!2.11反「紀元節」行動】に参加した。講師は伊藤晃(日本近代史)。午後1時15分開場、1時半開始/デモスタート午後4時半。
集会場は150人以上だろうか、満席だった。資料代¥500。1時間の講演と休憩を挟んでリレートーク。恵比寿区民会館の前には帽子とマスク、イヤホンをした私服警官が100人程。機動隊も出て、デモ隊の顔写真やビデオで撮影をしていた。交差点毎に警官がいつでも道を封鎖できるように、移動式ガードを完備。
16:30天皇制反対デモは恵比寿区民会館から渋谷駅前を通り、宮下公園で流れ解散。途中右翼の街宣等の妨害、警察によるデモ隊の顔写真撮影で小競り合い。17:30にデモは終了した。
主催:実行委員会(呼びかけ/アジア連帯講座/国連・憲法問題研究会/立川自衛隊監視テント村/反天皇制運動連絡会/「日の丸・君が代」強制反対の意思表示の会/労働運動活動者評議会)連絡先:東京都千代田区三崎町3-1-18 市民のひろば気付 落合BOX事務局。
【旗旗・反戦カレンダー】より
昨年来の世界的大不況は、人びとの雇用と生存の危機の拡大を露わにした。そしてイスラエルのガザ侵攻によるパレスチナ民衆の無差別殺戮が続いている。そうしたニュースが連日報じられる中、わたしたちは新たな年を迎えた。
ガザで起きている事態は、アフガニスタンやイラクにおいて、アメリカを中心とする軍隊によって引き起こされた事態と変わるところはない。天皇アキヒトは二年前に、インド洋やイラクに派兵された自衛隊員らを招いて、ねぎらってみせた。この侵略戦争に荷担し続けてきた日本政府の立場をはっきり支持したのだ。ソマリア沖への海自派兵がすすめられようとしている現在、天皇制が、進行すする日本の一層の戦争国家化に果たす役割を軽視すべきではない。
他方で、天皇制はまた、当事者が切実な声をあげることによって白日の下に晒された「格差・貧困」、それがもたらす社会的統合の亀裂を糊塗する役割をもち、積極的に果たそうとしている。
アキヒトは、昨年の天皇誕生日を前に、「働きたい人々が働く機会を持ち得ないという事態に心が痛みます。これまで様々な苦難を克服してきた国民の英知を結集し、また、互いに絆を大切にして助け合うことにより、皆で、この度の困難を乗り越えることを切に願っています」と文書で述べた。まさに新自由主義において極限化された弱肉強食の現実を、美化された国民共同体へと人びとを包摂し「慰撫」することで「融和」しようとするものであり、そうした共同体のシンボルとして天皇があり続けようとする明確なメッセージなのだ。
現在、日本会議などの民間右翼とタカ派の国会議員などが共同して、アキヒト「即位式20周年」に当たる今年11月12日に向けて、アキヒト天皇の「在位 20周年奉祝行事」を盛り上げてゆこうとする動きが始まっている。それは、「次」をも見据えた天皇制の再編・強化の動きに他ならない。
われわれは、この「在位20年」にむかう天皇制攻撃に抗し、反天皇制運動を粘り強く持続していく闘いをめざして、2.11反「紀元節」集会とデモを準備していきたい。集会・デモへの参加と協力を訴える。
★旗旗「反戦カレンダー」:http://bund.jp/md/piCal/?smode=Monthly&action=
View&event_id=0000003705&caldate=2009-2-11
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