西栄寺のセレモニーホール
一年中温度の安定した地中熱を活用した冷暖房システムがある、というので案内してもらった。地下鉄御堂筋線中百舌鳥駅から徒歩5分のところにある西栄寺というお寺さんのセレモニーホールがそれである。冬は地中から汲み上げた熱で室内を暖房し、夏は温まった熱温水を地中に放熱し冷房し消費エネルギーを削減し、CO2削減に貢献している。
僧侶の榎本さんの話によると、完成したのは一昨年12月で、この方式の冷暖房設置は大阪府下では二番目とのこと。設備は簡単で、7本の地中熱交換器と暖房31キロワット、冷却28キロワットのヒートポンプだけである。
こうしたジオサーマル方式の冷暖房は、セブンイレブンが福岡の一部店舗で、大掛かりのものは「東京スカイツリー」で、それぞれ実用化されているが、松原市のすぐ近くにあるので興味ある方は見学して欲しい。太陽光、風力、地熱、バイオマスなどとともに日本国中どこでも活用できる地中熱にも注目したい。
平和問題研究家 長尾正典氏
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