
お正月に読んでみました。
薬丸さんの本は初めて読みました。
旬な話題の作品ですね。
本屋さんで黄色の表紙が目に付いて手に取ってみたんです。
ボクはこういう今どきの流行事に疎いので読んでみようかと思いました。
ユーチューブに「野依美鈴のブレイクニュース」というチャンネルを立ち上げているユーチューバーの野依美鈴を主人公にした連作短篇集です。
帯に記載された「デジタル社会の現代へ警鐘を鳴らす、SNS時代の新な社会派小説。」という白抜きの大きな文字が目を引きます。
さらに,「ユーチューブで人気のチャンネル『野依美鈴のブレイクニュース』。話題の事件や社会問題を独自に取材し配信。過激でリスキーな動画を公開し続ける彼女の目的とは?」と続き,データをそのまま引用すると,「児童虐待、8050問題、冤罪事件、パパ活の実情などを独自に取材し配信。マスコミの真似事と揶揄され、誹謗中傷も多く、中には訴えられてもおかしくない過激でリスキーな動画もある。それでも野依美鈴の魅力的な風貌なども相まって、番組は視聴回数が1千万回を超えることも少なくない。年齢、経歴も不詳で、自称ジャーナリストを名乗る彼女の正体を探るべく、週刊誌記者の真柄は情報を収集し始める。すると以外な過去が見えてきて……。」と続きます。
これで概要がお分かりになると思います。
そういう世の中になったんだなあという思いと同時に,これからの時代の危うさを感じる一冊でした。