子供予算の財源の議論は防衛費の後回しにされるということのようです。
しかし,その子供予算とは何かといえば,目玉施策が「出産育児一時金の増額」だというのです。
それが「少子化」対策になると岸田さんは本気で考えているんだろうか。
1975年ころから続く「少子化」。
これまで何をやっても歯止めがかからず,むしろ「少子化」は予想を上回るスピードで進んでいます。
政府がまず行うべきはこの45年を振り返って,これまでの取り組みの検証を公表することです。
どれだけ税金を無駄遣いしてきたのか。
その反省を行うべきです。
そのうえで,目標を達成するまでの計画を発表して,はじめて予算の話になるのではないか。
こんな当たり前のことを考える議員がいないんだろうか。
保育園を増やしたって,お金をばらまいたって,育休を推進したって無駄だったんです。
ではどうしたらいいのか。
ボクは以前からこのブログで書いてきたけど,専業主婦の復活がカギだと思うんです。
今や専業主婦を減らすことばかりを考えている政府だけど,多様性が重要だというのなら,専業(兼業)主婦も大切にするべきです。
そうすれば合計特殊出生率が2.07人となることも可能なはずです。
そして,子供にお金をかけすぎの社会を改めること。
貧乏子だくさんと言われた時代があったんです。
どこかで方向を誤ってしまったのですから,ボクは教育の見直しが必要なんだろうと思います。
そして,いろいろな選択肢を否定しないこと。
もう30年も前のことですが,保育士の友人に子供ができた時に,こんなことを言ってたんです。
「自分の子供を他人に預けて,自分は他人の子供の世話をしていることに疑問を感じる。それは子供にとっても自分にとっても良い選択だとは思えない。」
そう言って彼女は仕事をやめました。
そして,10年後。彼女は再び保育士の仕事に復帰しました。
今彼女の子供は,母親がとった選択に感謝していると言ってます。
ところが岸田さんはそういう選択肢を支援するつもりはないんだよね。
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