茅が岳といえばの「日本百名山」を執筆した深田久弥さんの終焉の地として有名ですね。
中央自動車道の韮崎ＩＣからＲ２７を６Ｋｍほど北に走ると左手に駐車場があります。
7時半前に着いたのですが、すでに10台ほどの車が止まっていました。
登山口は駐車場の奥にあります。
30分ほどなだらかな道を進むとアスファルトの道路に出ます。
このルートは周回ができるので、往路は直進してみましょう。
さらに30分ほど登ると「女岩」に突き当たりますが、現在は落石のため岩に近づくことができません。
ふかふかの枯葉を踏みしめながら急坂を30分ほど登ると尾根に出ます。
この先5分ほどのところに「深田久弥さんの終焉の地」と記した碑があります。
ちょうど金峰山を臨むことができる場所です。
富士山もよく見えてきました。
雲海の上にぽっかり浮かんだ富士山。
雲海はこの時期の早朝にしばしば見ることができます。
ここまでくれば山頂はもう目の前。
前方の視界が開けて平らになったところが山頂です。
正面に八ヶ岳が見えます。
その左手には北アルプスまで。
こちら側は南アルプス。
甲斐駒ヶ岳に雪が付いて綺麗です。
12月の半ばとは思えないポカポカ陽気ですが、霞もなく360度のパノラマを楽しむことができました。
富士山は逆光になるので、あえて太陽を入れて撮ってみました。
下山は千本桜方面に下りて、途中から駐車場に向かうルートをたどります。
こちらは結構急坂が続きます。
歩きやすい道なので、1時間ちょっとで駐車場に着きました。
近くに「深田久弥記念公園」があるのですが、今回は寄りませんでした。
下山後は韮崎の「白山温泉」で汗をながしました。
この温泉施設はノーベル医学・生理学賞に選ばれた北里大特別栄誉教授の大村智さんが作ったものです。
露天風呂からは今日登った茅ヶ岳、そして八ヶ岳がよく見えます。
隣接してお蕎麦屋さんがあるので、こちらでてんぷらそばをいただきました。
大村さんは美術の収集家でもあって、同じ敷地の中に美術館まであります。
この温泉、お勧めです。ＨＰ
