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Blog☆HiloⅡ

今だからこそ広島で平和を考える

平和記念館の入口にあったこの時計。
「地球平和監視時計」と言います。
一番上が現在の時刻。
下の日数カウンターは広島へ原爆が投下されてからの日数。
最近は北朝鮮が核実験を行うたびに日数がリセットされています。
最新のリセットは9月3日。
6回目のICBM用水爆の実験です。
もうこの実験を最後にしてほしいですね。
あまり知られていないこのカウンター。
もっと国民に周知してほしいと思います。
平和記念館は,東館と本館がありますが,現在は本館が工事中なので,入館できるのは東館のみです。
一昨年リノベーションしてオープンしたばかりで,展示には最新のIT技術を駆使しています。
館内は日本人と同数ほどの外国人の方がいらっしゃいました。
熱心に展示品を見て,そして解説文を丁寧に読んでいました。
日本人としては,広島に関心を持ってもらうことをうれしく思います。
会話からアメリカからの観光客と分かる方もいらっしゃいました。
彼らに対して日本人はどう思っているでしょうか。
原爆を落とした国の人。
そんな見方をする日本人はほんの少数でしょう。
彼らも堂々としています。
しかし,パールハーバーはどうだろうか。
我々が訪れる時,肩身の狭い思いをしませんか。
戦争を仕掛けた日本。
戦争を終わらせるために原爆を落としたと主張する人の多いアメリカ。
今やそういう時代ではない。
お互いに過去を反省し,争いのない未来を考えるべきだと思うのだけど。
でも現実は,アメリカは核を保有し,日本はその傘の下にいるんだよね。

そんなことを考えながら平和記念館を出て,平和記念公園へ向かって歩き出しました。
記念碑の先に原爆ドームが見えてきました。
戦後70年を経てなお原爆の悲惨さを象徴する原爆ドーム。
元安川の岸辺に立つドームを対岸から見ていて思ったこと。
この川に多くの人が水を求めて,そのまま亡くなられました。
目をつぶれば当時の光景が浮かんできます。
この地に,トランプさんと北のロケットマンにぜひ立っていただきたい。
そして,オバマさんのように平和記念館を訪れてほしい。
「地球平和監視時計」を見たら自分の考えが間違っていることに気づくのではないだろうか。

ところで,今回は平和記念館も原爆ドームも訪れる予定はなかったんです。
テレビや新聞などの報道で見ているし,自分の中ではすべてわかったつもりでいたからです。
しかし,実際にこの地を訪れてみて,自分が何もわかっていなかったことを痛感しました。
実際に自分の目で見てその場で感じることがいかに大切か。
初めてこの地を訪れて本当によかった。
オバマさんもそう思われたと思います。
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