曽野 綾子さんの作品です。
この本は1992年に「ある神話の風景」として出版されていたものの改訂版です。なぜ今再び脚光を浴びたのかといえば、沖縄戦の「集団自決」について、2008年から使用される日本史の高校教科書への記載をめぐって社会問題となったからですね。
梅澤裕氏と赤松嘉次氏の遺族が、大江健三郎と岩波書店に名誉毀損と賠償・出版差し止めを求める裁判(「集団自決」訴訟)を起こしています。果たしてどんな判決が出るのか。
62年も前の異常な状況下での出来事であり、さらに戦傷病者戦没者遺族等援護法をめぐることなども加わって、真実を追求してもそれはもう不可能なのではないでしょうか?ボクはいつも戦争にかかる出来事については真実を知りたいと思うのだけど。
訴訟結果が気になります。結果が真実かどうかはわからないけど、再び教科書問題としてクローズアップされるんでしょうね。
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