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岸田首相は昨日の閣議で,「物価高対策」「賃上げ」を経済対策のメインとして,「今こそ成長の成果である税収増を国民に還元すべきだ」述べています。
円安については,「引き続き高い緊張感を持って注視していきたい」と人ごとのようです。
一方,立憲民主党の安住氏は,
「円安が物価に跳ね返っているという根本的な問題がバックグラウンドにある。根治するための治療に取り組む必要がある。」
と至極まっとうな発言をしています。
さらに「補正予算はバラマキばかりで,国民の税金の無駄遣いになっている。」と述べています。
たまにはいいこと言うなあと思いました。
では日銀はどうか。
植田総裁は,「円安是正のために政策修正する考えはない」と言いきっています。
民間ではどうかというと,大阪商工会議所の鳥井信吾会頭は「物価の上昇を抑え、為替を円高方向に安定させていただくよう政策運営をお願いする」と述べています。
各方面からの意見を見れば,もう答えは出ていますね。
物価高対策については,円安から円高に向けた取り組みを考えるべきです。
そしてバラマキはやめること。
もう一つの物価高の原因は原油高。
これが根本的な大きな問題なのに岸田首相は全く触れていません。
サウジアラビアやロシアと談判するべきなのに何もしない。
インドやアメリカなどあちこちに出かけているというのに。
出かけるべき国を間違えています。
ロシアとだって敵視するだけではなく,日本なりの対応ができるはずです。
トランプさんが返り咲いたら岸田さんはどうするんだろうね。