この記事の中で,ニッセイ基礎研究所の天野氏は,少子化の最大の原因は婚姻減だとしています。
現在生まれている子供への対策を拡充しても少子化は解決できない。
子育て支援を強化すれば結婚してもらえるのではないかというのは甘い考えだとも。
そして,国立社会保障・人口問題研究所が行った調査によれば,婚姻する意思がある若者が8割を超えているという結果が出ている。
だから,そこを叶えることが必要だと述べているのです。
ボクも子育て世帯にお金をばらまいてもあまり意味がないという点では天野氏の主張に賛成です。
しかし,記事の中では婚姻増に対する具体策がはっきり記載されていません。
婚姻増の対策は自治体の出会いの場の提供などがあるけど,根本的な解決には至ってないですよね。
それだけ無づかしいということなんですけど,ボクは親子も意識の改革が必要なんだと思うのです。
かつての若者は自立心が高かったと思います。
ボクも早く親元を離れて独立したいと思っていました。
ところが現代の若者は親元で不自由のない暮らしを満喫している。
結婚したら今のぜいたくな暮らしが維持できなくなる。
ならば結婚する必要がない。
そこに問題があると思うのです。
進学のために上京する若者はこの限りではないけど,自らの独立心から親元を離れたわけではないですよね。
さて元に戻って,婚姻増に向けての解決策ですけど,こうした現状を考えれば子育てにかかる親の意識の改革が一番必要なのかもしれません。
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