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この二か月ほどの巣ごもりの期間にたくさんの本を読みましたが、今日はこの本を紹介します。
ポーランドが生んだ偉大な登山家、ヴォイテク・クルティカの登山人生を描いた作品です。
クルティカは、ヒマラヤの難峰を厳しいラインから、アルパインスタイルで登り続けたクライマーです。
1947年生まれですからアルパインスタイル先駆者といってよいでしょう。
チャンガバン南壁(1978)、ダウラギリ東壁(1980)、ブロード・ピーク縦走(1984)、 ガッシャブルムⅣ峰西壁(1985)、トランゴ・タワー東壁(1988)、チョ・オユー南西壁(1990)などの輝かしい登攀歴がありますが、彼は記録を目指す登山家ではありませんでした。
純粋にヒマラヤの難峰を厳しいラインから、アルパインスタイルで攻略してきたクライマーといえるでしょう。
だから山野井泰史はこう述べています。
「クルティカは僕にとってまさに理想のクライマーだ」と。
ピオレドール賞を固辞するところも彼らしいと思いました。
私生活では密輸や無許可登山を繰り返したり。
当時のポーランドという国で自分が思い描く登山をしようとすれば、そうせざるを得ない実情があったのでしょうね。
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