こないだ(2023年12月8日)、金沢に行ったのである。最終日に時間があったので、足軽資料館を訪問しました。なんと、入館無料です。バスだと香林坊で下車し、歩いていけます。
意外と立派な一軒家といった感じの建物です。まず、手前の清水家を訪問します。
足軽とは、鎌倉時代の「平家物語絵巻」に登場する、身軽に行動する身分の低い歩兵として登場します。そして、足軽という名称が広く知られるようになったのは、戦国時代になってからです。忍び・放火・言葉争いなどのゲリラ戦や、弓・鎧・鉄砲隊などに編成され、団体戦闘要員として活躍したとあります。また戦場で功名を立てると出世できたので、農民の多くが足軽を志願したとあります。(思ったより、人気の職種だった)
足軽は、名目上一代限りののものでしたが、親の跡を継いで足軽になる場合がほとんどでした。加賀藩では足軽の定数は決まっており、足軽職への召し抱えには次の方法がありました。
①前任者の退職に伴い、その実子か養子を召し抱える。
②前任者の死亡に伴い、その実子か養子を召し抱える。
養子・実子どちらの場合でも、所属していた組の推薦を必要とする。また足軽職は株としての権利があり、株の売買によってその職に就くこともできた。
というように、超人気の職種のようです。一代限りといっても、実質世襲が多いというのは現代の議員や同族会社に似ています。また身分の低い使い捨ての戦闘員というイメージでしたが、かなりの人気の職というのが驚きでした。
生活も、かなり豊だったようにみえます。(藩によっても異なってたのかもしれないが)
高西家も同様のつくりです。特に人がいるわけではないので、自由に見学ができます。
足軽職、あなどれんな。戦になると命がけなので、大変な仕事とはおもうのだが。
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