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国内・海外問わず旅が好きです。以前のブログが、無料容量限界に達したのでその続きです。

2024年3月_東京都八丈島への旅(東海汽船フリープラン)その1

2024年12月29日 | 旅行

 天北線の会を熱海で行った後、N村は竹芝桟橋に向かいます。事前に東海汽船のフリープラン(往復の航路+宿+レンタカー)を申しました。これは、個々に予約すると煩雑になるのと、金額的にお得になるとの判断です。

 このフリープランは注意点があります。

①事前に旅程を決定してから、電話で申し込む。(ネットでの予約不可)

②船の船室グレードアップは、1ヶ月前から可能となるため、再度電話で変更する必要がある。

③出発日から1ヶ月を切ったあたりで振り込み用紙が送られてくるので、郵便局で現金で振り込みを行う。(クレジットカード使用不可)

④郵便振り込み用紙は、当日乗船前手続きで必要になるので必ず持参する。

➄レンタカーの場合、釣りをするかどうかを聞かれる。釣り用以外の車で釣りをした場合、車内清掃と消臭のための違約金が発生します。(きちんと申告しましょう)

 3月末の天候状態は不安定で、N村出発前日の便は欠航になっていました。当日は、八丈島に向けて出発できるのか? JR浜松町で下りて、竹芝旅客ターミナルに徒歩で向かいます。

 八丈島便は、1日一便です。条件付き出航と案内があります。「出航しますが、海上・港内状況により接岸できない場合があります」とあります。一応出航するので、ひとまずは安心ですが予断は許しません。受付で手続きを行い、この先の旅程に必要なクーポン券を貰います。

 本日の船舶は、新造船の「さるびあ丸」です。着々と、出航準備中です。コンテナが次々に積まれています。

 部屋のランクは1つ上げて、特2等にしました。大部屋ですが、2段ベッドなので比較的隔離されるので気が楽です。

 比較的大きな荷物は、廊下の荷物棚に入れることができます。釣り道具を持っている人が多い感じです。

 特2等のベッドには、貴重品入れがあります。100円コインの返却式なので、無料で使うことができます。

 竹芝桟橋⇒三宅島⇒御蔵島⇒八丈島という順で航行します。三宅島は寄港しましたが、御蔵島は接岸不可ということで、スルーします。果たして八丈島には寄港できるのか?

 ねこ船長、お願いします。

 翌日の朝、定刻に底土港に無事到着しました。港には予約したレンタカー会社の送迎車が来ていますが、さっさと乗り込んでいるグループがあり、なんと乗ることができません。

「お名前は?」

「N村です」(予約済み)

 どうやら予約なしで来て、現地で車を借りるというちゃっかりグループが我先にと乗り込んでいるようだ。

「ちょっと待っててくれますか、また来ます」

 どないなってんねん、予約している方が優先やろうと思ったが‥

「分かりました」(文句言っても仕方ないからな)

 そのまま港で20分ほど待って、やっとレンタカー屋まで連れて行ってもらいました。(時は金なりだぞ)クーポン券を渡して、借りる手続きを行います。カーナビはついていますが「故障してますご迷惑をかけます」と張り紙があります。なんじゃこりゃああ、と思ったのですが現在地は表示します。どうやら目的地の設定が出来ないようですが、島なので現在地が分かれば、ほぼ大丈夫です。(島だし、お安く借りているからな)

 朝が早いのでお店ではなく、自然探索を優先します。島の南部を攻めることにします。三原山を巻くように走っていくと、登龍園地(展望台)があります。

 八丈富士がきれいに見えます。その向こうの離れ小島は八丈小島で、かつては有人島でしたが、現在は無人島になっています。人が去った島は「黒アホウドリ」が生息し、数が増えています。今いる三原山は古い火山ですが、見えている八丈富士は、比較的新しい火山です。火山と火山の間が平らな土地となっており、町の中心部で飛行場もあります。

 次の目的地は、壊れたカーナビと紙の地図を頼りに、ポットホールに向かいます。

 ポットホールに到着しました。ここは遊歩道が整備されています。

 ポットホールは日本語で言うと「甌穴群」(おうけつぐん)といいます。川の底に自然にできる窪みを言いますが、八丈島の甌穴群は類を見ない非常に貴重なものとのことです。

 前々日に大雨が降っていたので、散策路はぬかるんでいます。ここから見ただけでもポットホールは分かるのですが、せっかくなので散策路を一周しましょう。

 このような大きなポットホールが連なっています。こりゃ珍しいな。

 一応道らしきものはあって道標もあるのですが、気を付けて歩かないとずるコケそうになります。入り口には矢印があるので、その通り時計回りに歩いたほうが楽なようです。特に道が湿っている場合は、反対廻りは厳しいと思います。

 まだ午前中なので、八丈灯台を目指します。灯台には駐車場が無いので、近くの末吉公民館に停めるようにと書いています。

 こじんまりとした、無人の灯台です。(たいていの灯台は無人なのだが)

 灯台の隣には、高いアンテナがあります。

 こちらも無人の設備ですが、「八丈島灯台八丈島無線方位信号所」と読めますが、「ごう」の字が旧漢字体なので、すっごく古そうではあります。これは、電波標識とよばれているもので、電波を利用して船舶に位置を知らせるものです。ネットで調べてみたら「業務休止」みたいです。GPSが普及したので、運用を休止したものと思いますが、廃止ではないのでアンテナ設備は残されているのでしょう。

 そろそろ昼になったので、地元の料理が食べられそうな店を探しに行きまょう。

 つづく


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