2017/01/04 初詣で豊川稲荷と三明寺を訪ねる。
愛知県豊川市です。
JR豊川駅前
✿ 三明寺(さんみょうじ)
寺伝によれば大宝2年(702)の創建で、南北朝時代に禅宗として復興されたという。現在の本堂は、正徳二年(1712)の建立で(県指定文化財)、内陣の中央には、天文二十三年(1554)建造の宮殿(くうでん)を安置され(県重文)、宮殿内には本尊の弁財天を厨子(神社本殿の形式)に安置する。この地域では「豊川弁財天」の名で親しまれています。
・その他の文化財は主君から賜った安堵状
今川義元 弘治二年(1556)・今川氏真 永禄五年(1562)・徳川家康 永禄八年(1565)
本堂 外陣
〇三重塔
平安時代の末に一度戦火にあい焼失したが、南北朝時代に、後醍醐天皇の皇子無文元遷(むもんげんせん)が遠州に行く途中ここに立ち寄り、その荒廃を嘆いて亨禄四年(1531)建立し(国重文)再興したと云う。また、塔の内部には大日如来坐像が安置されていると云う。
特徴は第一層と第二層が和様、第三層が禅宗様(唐様)になっており、全国的にも珍しい構造の塔といわれています。
参道の鳥居 三重塔 説明
参道 参道脇の三徳稲荷
✿ 豊川稲荷(とよかわいなり)
日本三大稲荷に位置する、豊川閣妙厳寺(とよかわかくみょうごんじ)は嘉吉元年(1441)に東海義易(とうかいぎえき)禅師により、曹洞宗の寺として開創された寺で、本尊は千手観世音菩薩であり、鎮守として、その境内に豊川稲荷で親しまれている「豊川吒枳尼眞」(とよかわだきにしんてん)が祀られている。厨子は、諏訪ノ和四郎(注:後の諏訪の立川流棟梁となった立川和四郎富棟かな)の作で巧緻清麗な出来栄えであると説明版があった。
石標 総門
参道の鳥居 参道
本殿 本殿
本殿の外陣
〇奥の院
文化十一年(1814)の建築で、旧本殿を奥の院の本殿として、大本殿の新築にともなって移築された。ここの彫刻も名匠諏訪ノ和四郎の傑作と説明版が有った。
奥の院
〇景雲門
景雲門
〇三重の塔
三重の塔
〇庭園 築山泉水(つきやませんすい)回遊式庭園で、江戸時代の作と云われる。
庭園 庭園より大本殿を観る
〇総門前の茶店
この店で名物の稲荷すしを買い味わいました。
✿ 薬師如来堂
薬師如来堂 薬師如来坐像を撫でさすって長寿のご利益を受ける。