立山黒部アルペンルート長野県側起点、扇沢駅(大町市)と黒部ダム駅間6.1kmを結んでいる、関電トンネルトロリーバスが、本日(2018年11月30日)をもって、鉄道事業としてのトロリーバス運行を終了しました。来シーズンからは、「電気バス」にバトンタッチします。それは、JR東「ACCUM」・烏山線(EV-E301系)/男鹿線(EV-E801)や、JR九州「DENCHA」(BEC819系)などとおなじ原理で、駅停車中にパンタグラフから充電して、非電化区間をモータのみで走る、エンジンを持たない、いわゆるEVです。(写真は、2007年9月に撮影した、トロリーバス)
トロリーバスには、集電装置が二つついています。路面電車などの鉄道車両と違い、車輪(タイヤ)から集電することができないので、プラスとマイナスの両方を、架線(架空電車線)から集電します。レールがないので、架線との位置がずれないようにハンドル操作をしなければならず、運転士さんも気を遣うことでしょう。ちなみに、この区間を運転するには、電車の運転士さんと同じ「動力車操縦者」資格が必要でしたが、来シーズンからは、「鉄道」ではなくなってしまうので、大型二種のみでいけてしまいます。その昔は、大型二種免許を持っていると、申請すれば無試験で動力車操縦者「無軌条電車運転免許」を取得することができたのですが、現在は実技試験が必要だそうです。
こちらは、黒部ダムの上を徒歩で富山県側に渡った所にある「黒部湖駅」と、「黒部平駅」とを結ぶケーブルカーです。わずか800mの区間ですが、標高差370m以上という、まさに階段を上がるような急勾配区間。黒部平駅から立山ロープウエイにて大観峰駅へ。そしてその先、大観峰駅から立山室堂駅まで走る「立山トンネルトロリーバス」が、日本に残る最後の「トロリーバス」ということになります。
黒四ダムの放水風景です。この日は、「放水開始の瞬間をみるツアー」抽選当選ということで、通常便の運行前に現地入りし、朝7時丁度の開門放水の様子を見てきました。後日参加した、黒部峡谷鉄道「パノラマ展望ツアー」につきましては、別途レポートさせていただきます。
by taniyan
今まで無料で使っていたYAHOOのHPが廃止されるので他に引っ越しをしようとSAKURAを契約しようとしていたらふとtaniyanの事が思い出されここに来ました。私は今安曇野住まいで山の中に住んでいますが無線はほとんど出ていない状態です。E社退職後長野県の外郭団体に勤めたりしていましたが今年でそれもやめる予定です。これからは自由にどれだけの事ができるかなあと思っています。技術の進歩が激しく、HPの移動にしても何からどう始めていいのかわからずで苦労しています。また話でもしたいですね。。JA0DNE