3月12日、九州新幹線(鹿児島ルート)が全線開通しました。しかしその前日、未曾有の大震災が起きてしまいました。観測史上日本で最大、最悪の結果をもたらした東北地方太平洋沖地震。被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
整備新幹線計画から40年あまり。一足先に全通した東北新幹線とあわせ、青森から鹿児島までが新幹線で結ばれるという、記念すべき日になるはずでしたが、東北新幹線はじめ、東北地方の鉄道の多くが被災し、運転できない状態になっています。被災された地域の一日も早い復興のためにも、東北新幹線はじめ、鉄道各線の早期復旧を祈るばかりです。
地元でも何回か大きな揺れを経験しましたが、今回の震災で身近にその被害の大きさを実感したのは、電波時計用標準電波の停波でした。福島第一原子力発電所の事故に伴う避難指示区域に、「おおたかどや山標準電波送信所」も含まれるためとのこと。おそらく電力供給の問題もあるのでしょう。当家では、佐賀県の60kHzは安定して受信できないようで、電波時計の「アンテナマーク」が消えたままになっています。福島の40kHzを利用しているNTPサーバーにも影響がでそうです。周辺地域でも、電力供給や生活物資流通に影響がでているようですが、各地域の一日も早い復興、諸設備の復旧を願っています。そのあとで改めて、新幹線列島縦断をお祝いしましょう。
※旧ブログサイトから記事移動(2017/02)
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