2019年3月16日ダイヤ改正。中央本線特急「あずさ」「かいじ」、富士急行線直通「富士回遊」、元中央ライナー「はちおうじ」「おうめ」。すべてが特急列車となって、E353系に統一されました。それと同時に、中央本線特急列車は、全車指定席化され、いわゆる「スワローシステム」が導入されました。つまり、座席の指定を受けなかった人は、座席上のランプの色が「赤」の場所に座っていい、というやつ。常磐線特急ですでに導入されているものと同じシステムです。
導入から10日余りすぎた3月25日、8Mにて松本→東京乗車してきました。事前告知が行き届いていたのか、まわりでは混乱もなく、スムースに運用されている感じ。頭上に、赤、黄、緑の信号がずらりと並び、なんだか工場の装置パイロットランプを見ているようで、ちょっと落ち着かないなぁ。あと、「赤」が空席なの、ちょっと違和感が。。JRさんにとって、「赤」=「売り上げにならない」というロジックでしょうか;-p。全席満席なら、オール「緑」で、チョコ停、エラーなし。順調に運転中、ってことで:)。
ランプの色の意味は、座席後部にも詳細に書かれています。「赤:現在空席」「黄:まもなく指定席発売済みの区間」「緑:指定席発売済みの区間」とのこと。「赤」席に座っている、座席指定を受けなかった人にとっては、「黄」信号に変わるのがもっとも恐怖かと思いますが、どのタイミングで信号が切り替わるのか、実際に観察して調べてみました。
「あずさ」スワローランプ切り替わる瞬間
どうやら、駅に到着してドアが開いた瞬間に切り替わっているようです。通路側、右奥から3番目4番目の席、開扉と同時に「黄」から「緑」に変わりました。八王子から東京まで乗車するお客さんだったようです。同時に(動画には写っていませんが)八王子で降りたお客さんの席は、「緑」から「赤」に変わりました。さて、では「赤」から「黄」に変わるタイミングはというと、どうやらその先の区間の座席指定が確定した瞬間(発券時、えきねっとまたはチケットレス予約成立時)と思われます。数駅手前で変わるのかと思っていましたが、松本駅から、ずっと黄色だった席に甲府から乗車してきたり、はたまた駅到着数分前に「赤」から「黄」になったと思ったら、直後に到着した駅から乗車してきたりと、規則性がありませんでした。つまり「黄」席しか空いていなかった場合、その先どのくらい座っていけるかは、運次第、ということのようです。実際には、ほとんどのお客さんが「緑」に座っており、八王子以降も車内精算はなかった模様。座席指定/未指定とも料金が一緒でかつ、車内事後精算は割り増し、という設定が効いているようです。
座席パンフレットには、数カ国語でシステム詳細が説明されています。この手のシステム、欧州でも採用されているところがありますが、外人さんには難解でしょうねぇ。まあ、ジャパンレールパスを持っていて、事前に座席指定を受けていれば、無事「緑」席に座れることでしょう。ようこそ、さわやか信州へ:)。
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by taniyan
・早めに新宿に行って並んで自由席に座る――作戦が取れなくなりました.
突発的な遠出が不可に(e.g.「晴れたから行くか」).
前の晩に予約入れる?...でもその時点で満席ですと,万策尽きますよね.
・回数券がなくなりました:バス\3k,市中のチケット屋で回数券\4.5k,正価\6kくらい?
(ただしバスは「1時間遅れてもいい」場合ね.)
・そこで私は考えた:
427Mに乗れば,あずさ よりも先着できる!
「早めに新宿に行って並ぶ」ことを思えば,じつは大差がありません.
☆停車駅が減って揉めているようですが,茅野での連絡は,わりときちんと取れているかんじ.