皇位継承を国内外に知らせる儀式が行われる。
ということでNHKは言うまでもなく民放各社も横並びで特集を組む異常さだ。
たかが天皇家の個人的な儀式にかくも国を挙げての大騒ぎ。
パレードは台風災害による犠牲者のことを思って延期となった。
中止ではないからほとぼりが冷めたころやるのだろう。
今日はほとんどの国民がテレビを見てウットリしていただろう。
特におばさん連中は。
雅子さんのお姿がとか言って。
バカバカしいことこの上ない。
NHKは夕方の番組で「日本人と天皇」題した特番までやっていた。
どうせ中身は知れているから見もしなかったが。
万世一系という言葉は明治になって天皇に箔をつけるためまた統治するための方便だ。
神武などは歴史的な文献にすら載っていない神話の類だ。
はっきりしているのは奈良時代以降か。
その後の天皇の系図は必ずしも定かではない。
もし血筋が繋がっているというのなら平安時代の白河天皇や同時代の一条天皇、高倉天皇などと
現在の天皇に血縁関係があるというのだろうか?
そもそも一般庶民と天皇との関係で言えばそれは明治以降だ。
200年余り続いた江戸時代。
各藩の殿様が庶民にとってはお上だ。
江戸の町においても天皇は京都におり庶民が感じていたのは江戸城の将軍でしかない。
今の時代に今日のような時代がかった古臭い、しかも天皇家だけのことに電波を使う。
現行憲法で天皇は「国民の象徴だ」。
象徴とは記号あるいは印という意味しかない。
政治に関わってはならない存在だ。
当然、元首でもない。
諸外国から見ると違和感を覚えるだろう。
西欧においてイギリスには国王がいる。
オランダ然り、スウェーデン然り。
だが政治に直接関与はしない。
国賓が来日した時必ず天皇と会う。
単なる印と会っているのだ。
会う方はどういわれているか知らないが、もしかしたら元首、とでも言っているかもしれない。
いずれにしても今日は朝起きてから夜寝るまで天皇特番に付き合わされている。
録画したドラマを見て寝るとするか。