ワイドショーは所詮お祭り騒ぎだ。
世間を騒がせている事象について「専門家」とかアナリストと呼ばれる人間を揃えて
ああでもお無いこうでもないと放言するだけだ。
あす国会で佐川前国税庁長官に対して証人喚問が行われる。
前日とあってワイドショーもどうなるこうなると推測ばかりだ。
報道も「書き換え」としていたものを「改ざん」と変わったところもあるし「書き換え」のままのところもある。
はっきり言って改ざん以外の何ものでもない。
「てにおは」の習性であれば、或いは言い回しの書き換えならば「書き換え」の範疇だろう。
ところが今回の場合は国会答弁において官僚が「契約が締結しているので決裁文書以外は廃棄した」と。
ところが廃棄されていないことが判明した。
その文書を国会に出してきた。
だが、決裁文書とするものと一言一句変わらないものだ。
そこに報道のスクープでどうやら改ざんされたようだと。
結果、提出されたのが「改ざん前」の文書だ。
14文書300ヵ所もの「書き換え」と削除。
大きなものでは該当文書の四分の三ほどが削除されている。
14文書300ヵ所と言われても驚きには当たらない。
一つの文書のある個所を書き換えるとする。
そのことで関係する他の文書との整合性を取るため次々と「書き換え」或いは削除を要する。
今回のような不当に安い価格で国有地を売却という事案でありかつ与党議員の指名も登場する。
更には総理夫人が関わっている。
直接、口利きをしたどうか定かでないが名誉校長についたり問題の学園で講演したりと。
一般的に世間から見れば総理夫人が名誉校長だ、たびたび講演もしている。
これは信用できる。
この学校にいれようか、と。
メディアもお祭り騒ぎをやっているときでないだろう。
事は、後世に残る文書が「改ざん」されたのだ。
それは政権にとって政府にとって「不都合だから」ではないか。
よく古文書について勝者の側に立って書かれると。
たしかに、権力を握ったものに都合の悪いことは書き残さないだろう。
今回の財務省における「改ざん」問題も行政が立法府を欺いたことである。
国権の最高機関である立法府を、だ。
まあ、安倍あたりは立法府など無視しているだろうが。
憲法改悪で内閣が国会の機能を停止させることを可能にするつもりだから。
とにかくメディアは、大変なことが起きているという構えで報道してもらいたい。