別な目的で出かけた。
まだ秋があった。
また一人大臣が辞任。
金の問題だ。
いずれも安倍のお気に入りでないから即刻クビだ。
が、荻生田は重大な発言にもかかわらず安倍のお気に入りだから知らん顔。
彼は加計問題で重要な人物だ。
それ以外でも問題発言をしている。
なぜクビにならないか。
大学入試では共通一次に始まりセンター試験などと受験生を困惑させる施策ばかりだ。
我がことを振り返っても中・高と英語科目があったが卒業後に役に立たかと言うと全くだ。
そもそも英語に限らず外国語を学ぶことはその言語を通して文化を学ぶことにあると思う。
英語文法をならった。
主語・述語・動詞など。
不用とは言わないがそれで英語で外国人と会話が成り立つか、と言えばまったくない。
いまや小学生から必須科目になっている。
国はグローバル化と称して指定している。
が、卒業してそのままでは教育とは何か?を問われるだろう。
そこに民間と癒着を勘ぐられる手法。
金持ちは自由にしかし貧困層は何もできない。
それを「身の丈にあった」と称して憚らない。
そういう人間が文部科学大臣だ。
それでいいのか?
台風15・19号。
その後の低気圧による水害。
河川は氾濫し100名もの死者を出した。
被害の全貌がようやくつかめたようだ。
日本は国土のほとんどが山地だ。
これまでの雨では山あいで土が吸い込んでくれる。
もう十年以上前になると思うが気象の専門家が日本はそれまでの温帯から亜熱帯気候に変わりつつあると。
そこへ地球温暖化。
日本近海まで海水温が上昇している。
70年代、国が林野事業を放置し始めた。
外国の木材が安価で輸入されるに任せて民有林はもちろん国有林野事業から手を引きだした。
林野というものは植林を始めてもその世代で利用できない。
いわば次の世代へ財産を残すわけだ。
それは単に木材だけでなく国土を災害から守る事にもつながる。
千葉県で起きた台風による停電。
杉材の産地で杉の木の中が腐食し風によって途中から折れてしまった。
これなども人手不足により管理が行き届かなかった結果らしい。
いつの間にかすべての面でコスト優先、成果優先できた。
林野などコストの最たるものだ。
そのツケが今、払わされようとしている。
地に足のついた営みを捨てた結果だ。